コラム─ Column ─

2025.03.06

シワができる原因とは？シワの種類や特徴、防ぐための対策を解説

「顔にシワができてしまった。どうしてシワになってしまったの？」
「シワって何種類かあるの？」
「シワを防ぐためにどうしたら良いか知りたい！」
このように、シワが気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、シワができる原因やシワの種類をメインに紹介していきます。この記事を読むことで、シワができる仕組みや、シワにはさまざまな種類があることが理解できるでしょう。

また、シワを防ぐために行えるケア方法も紹介しているため、シワができないよう日々の生活にセルフケアを取り入れていけるでしょう。

シワができてしまって原因を知りたい方や、これからシワができないように気をつけたい方は、この記事をチェックしてみてください。

《目次》

シワができる原因とは？
どんな種類のシワがあるの？
シワを防ぐための対策
シワの原因を理解して正しい対策をしよう

シワができる原因とは？

「シワ」とは、肌の表面にできてしまった溝のことです。年をとっていくことで、シワが出てきてしまうことから、加齢によってシワができると考える方もいるでしょう。しかし、シワができるのは、加齢だけが原因ではありません。

ここでは、シワができる5つの原因について紹介します。

出典：しわ・たるみ｜医療法人錦秀会アンチエイジングサイト
参照：https://kinshukai.or.jp/haac/wrinkle-and-sagging/

出典：加齢や表情によるしわの改善｜さぎのみや皮膚科クリニック
参照：https://www.saginomiya-hifuka.com/chiryo/IoWrinkles.html

乾燥

気温や湿度が低くなっている環境では肌が乾燥しやすくなり、シワができることがあります。

肌が乾燥していると、肌を十分に守ることが難しくなり、肌理（きめ）が乱れてシワができてしまうためです。乾燥によってできるのは、「小じわ」や「ちりめんじわ」、「乾燥小じわ」と呼ばれる、浅く細かいシワです。

出典：しわ｜小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科
参照：https://oda-clinic.jp/fumiko/beauty-treatment/wrinkles/

出典：小じわ・ちりめんじわの原因と改善方法｜医療法人社団東洋会銀座肌クリニック
参照：https://www.hada-clinic.jp/wrinkle/crowsfeet/

加齢からくる肌弾力の低下

加齢によって肌の弾力やハリが失われ、肌の弾力を保持できなくなることも、シワができる原因です。

本来、肌の真皮層にはコラーゲンやエラスチンなどが存在し、肌の弾力を保っています。しかし加齢とともに、これらの成分の生成を担う線維芽細胞の働きが低下します。

その結果、年齢を重ねることでシワが目立つようになるでしょう。

出典：しわ｜小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科
参照：https://oda-clinic.jp/fumiko/beauty-treatment/wrinkles/

出典：シワの原因は？種類や皮膚科でのシワ治療＆セルフケアを紹介｜医療法人社団白圓会成増駅前かわい皮膚科
参照：https://kawai-hifuka.jp/doctor_blog/wrinkles-cause

紫外線から受けるダメージ

紫外線には、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類があります。これらの紫外線のうち、UV-Aは肌の真皮層まで届いて線維芽細胞にダメージを与えることから、シワの原因になると言われています。

一方でUV-Cは地表に到達しないため、懸念する必要はありませんが、UV-Bは肌の日焼けをもたらすため、注意しましょう。

出典：紫外線とは｜気象庁
参照：https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/3-40uv.html

表情のクセ

笑ったり怒ったり、表情を作ることもシワの原因になります。

年齢が若いうちは、さまざまな表情をしても肌の弾力やハリがあるため、シワにならず元に戻ります。しかし、年齢を重ねていくと肌からハリや弾力が失われ、表情によって作られたシワが元に戻らず、肌に刻まれていくでしょう。

コラーゲンやエラスチンの減少

肌のハリや弾力を保持するためのエラスチンやコラーゲンの量が減少すると、肌密度も減ってシワが目立つようになります。

また、コラーゲンやエラスチンの減少によって引き起こされる肌のたるみも、シワを引き起こす原因です。

一度弾力を失ってしまった肌は元に戻りにくいため、シワが深くなってしまうでしょう。

女性ホルモンの減少

コラーゲンやエラスチンの生成に関わっている、「エストロゲン」という女性ホルモンの減少が、シワの原因になります。

女性ホルモンの減少は、30代頃からはじまります。その後、更年期になると急激に減少し、コラーゲンやヒアルロン酸などの量が低下することで、肌のターンオーバーを乱れさせるでしょう。肌のターンオーバーの乱れが真皮の乾燥を招き、シワが増える原因になります。

どんな種類のシワがあるの？

ここからは、肌にできるシワの種類を主に5つ紹介します。

シワは加齢や乾燥など、自然な要因で生じることが多いです。これらのシワをケアするためには、まずその種類や特徴を理解することが大切です。

乾燥ジワ

「乾燥ジワ」は、肌の保水力が低下し、乾燥したことによりできるシワのことです。肌の表面に細かいシワができることが特徴で、「表皮性シワ」や「ちりめんじわ」と呼ばれることがあります。

乾燥ジワは皮膚の薄い目元にできやすいですが、他にもおでこや眉間、目尻や首といった部位でも見られるでしょう。

出典：しわ｜小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科
参照：https://oda-clinic.jp/fumiko/beauty-treatment/wrinkles/

出典：シワの種類｜あつぎ美容クリニック
参照：https://www.atsugi-biyou.com/menu/siwa/siwa_text.html

表情ジワ

「表情ジワ」は、表情を作った際にできるシワです。加齢により肌の弾力が失われると、このシワが元に戻りにくくなり、定着しやすくなります。

表情ジワは、笑ったり目を細めたりした時の目尻や、顔をしかめた際の眉間、目を見開いた時のおでこなどにできやすくなっています。

出典：しわ・たるみ｜医療法人錦秀会アンチエイジングサイト
参照：https://kinshukai.or.jp/haac/wrinkle-and-sagging/

出典：シワ｜クリニックプラス（医療法人社団WHM・一般社団法人セカンド）
参照：https://clinicplus.health/dermatology/zgybgqwl/

小ジワ

「小ジワ」は、目元や目尻の表皮にできやすいシワです。加齢や乾燥などの原因により、肌の水分が失われたことででき、顔の表情が動いた際によく見られるでしょう。

小ジワは、表皮にできることから改善しやすくはあるものの、放置してしまうと、真皮までシワが刻まれることがあります。

紫外線ジワ

「紫外線ジワ」は、紫外線によりコラーゲンやエラスチンが減少、あるいは変性することによってできるシワです。

コラーゲンやエラスチンは、肌の弾力やハリを保つために必要な物質です。それらが紫外線によるダメージを受けると、やがてシミやシワが肌に現れるでしょう。

出典：シワ｜クリニックプラス（医療法人社団WHM・一般社団法人セカンド）
参照：https://clinicplus.health/dermatology/zgybgqwl/

たるみしわ

「たるみしわ」は、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどが減少し、肌が重力によって下にひっぱられ、たるむことでできるシワです。主に頬や目元、口元や首などにできやすいとされています。

たるみしわは、肌のハリが失われること以外に、生活習慣の乱れや体重の増減、ストレスなどによってもできると言われています。

出典：しわ・たるみ｜医療法人錦秀会アンチエイジングサイト
参照：https://kinshukai.or.jp/haac/wrinkle-and-sagging/

出典：しわ｜小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科
参照：https://oda-clinic.jp/fumiko/beauty-treatment/wrinkles/

シワを防ぐための対策

シワは乾燥や紫外線、加齢などさまざまな原因によって発生します。ただし、日々の生活習慣で対策を行えば、シワの増加を抑えることが可能です。

ここからはシワが気になる方に役立つ対策方法を紹介するので、参考にしてみてください。

しっかりと保湿ケアする

乾燥は乾燥ジワや小ジワなどの原因になるため、肌を保湿して乾燥を防ぎましょう。

朝や夜に洗顔をした後は、美容液等の保湿剤を使い、肌に水分をたっぷり補給することを心掛けてください。

肌のハリや弾力を維持するヒアルロン酸Naや、肌の肌理を整えるクエン酸などの成分の入った美容液が特におすすめです。

出典：バッサのこだわり｜株式会社ササキ
参照：https://www.wassershop.jp/concept/

紫外線対策を徹底する

紫外線によるシワを防ぐためには、紫外線対策を行うことが有効です。

紫外線対策では、天候にかかわらず日焼け止めを塗り、外出時には日傘の使用や帽子、サングラスの着用などを心掛けましょう。夏でも長袖の服や、黒い服の着用がおすすめです。

また、紫外線のうちUV-Aは窓ガラスで防げないため、屋内にいても安心はできないことも認識しておいてください。

日々の生活習慣を整える

生活習慣の乱れによってたるみが生じ、シワの原因になることがあるため、生活習慣を整えることも大切です。

シワを防ぐため、栄養バランスのとれた食事を摂り、腸内環境を整えて肌の老化を予防しましょう。

生活習慣を整えるには、食事だけでなく、毎日良質な睡眠時間を確保することも大切です。良質な睡眠をとるために、寝る前にテレビやスマホを見ない、寝る直前にお風呂に入ることは避けるといったことに気をつけましょう。

出典：しわ・たるみ｜医療法人錦秀会アンチエイジングサイト
参照：https://kinshukai.or.jp/haac/wrinkle-and-sagging/

シワの原因を理解して正しい対策をしよう

シワができるのは、加齢や乾燥、紫外線や表情、生活習慣などが主な原因です。

シワの中には、加齢のようにケアが難しい原因もありますが、乾燥や紫外線といった対応可能な原因も存在します。シワがなぜできるのかを知り、適切なセルフケアを行ってシワを予防していきましょう。

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長　沼本秀樹先生（医学博士）

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。