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【専門家監修】肝斑とシミは何が違うの? 見分け方と原因について解説!

「シミができたと思ったら肝斑じゃないの?って言われた。」
「シミと肝斑は何が違うの?」
「肝斑やシミを防ぐにはどうしたらいいの?」
知らないうちに、シミや肝斑(かんぱん)ができてしまうことがあります。肌トラブルとしてよくあるシミや肝斑ですが、何が原因でできてしまうか、それぞれどういうものかよく知らない方もいるでしょう。

 

本記事では肝斑とは何か、肝斑とシミの見分け方やできてしまう原因について紹介します。この記事を読むことで肝斑とは何か理解し、シミとの違いや原因を知って、対処していけるようになるでしょう。

 

肌トラブルの予防法についても紹介しているため、記事を読むことで、シミや肝斑予防のために何をすればよいかが分かります。

 

シミや肝斑について知りたい方、予防していきたい方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

《目次》

肝斑とはシミの1種

シミには「老人性色素斑」・「肝斑」・「そばかす(雀卵斑)」・「ADM:後天性真皮メラノサイトーシス」・「炎症後色素沈着」などの5種類があります。

 

「肝斑(かんぱん)」は、シミの種類の1つです。シミはそれぞれの種類によって、できてしまう原因や、治療法などに違いがあります。

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma/

1番多いシミは老人性色素斑

「老人性色素斑」とは、年齢を重ねていくにつれ、日光によくあたる部分にできやすいシミのことです。顔だけでなく、手や足にもできてしまうことがあります。一般的にシミというと、こちらの老人性色素斑を示すことが多いでしょう。

 

老人性色素斑ができてしまう原因は、紫外線です。長年紫外線を浴び続けていると、最初は薄かったシミが年を重ねるごとに少しずつ濃くなり、はっきりしていきます。

 

老人性色素斑には小さなものから大きなものまであり、輪郭のはっきりしているものが多いという特徴があります。

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma

 

出典:肝斑|品川スキンクリニック
参照:https://shinagawa-skin.com/onayami_melasma/

肝斑とは何か

肝斑とは、両頬や鼻の下、あごなどにできる薄茶色のシミのことです。肝斑はシミになった部分とそうではない部分の差がはっきりとせず、ぼやけた形になっていることが多いでしょう。

 

肝斑は、出産のタイミングでできてしまうことが多いと言われています。また30代後半から50代くらいの、女性ホルモンのバランスが崩れやすい年代の方にも多くみられるでしょう。

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma

 

出典:肝斑|品川スキンクリニック
参照:https://shinagawa-skin.com/onayami_melasma/

肝斑とシミの見分け方

シミができてしまった時、それが肝斑か他のシミかを見分けることは可能です。ここで言うシミとは、老人性色素斑のことになります。シミか肝斑かで原因が異なるため、適切にケアしていくためにはどちらか知っておく必要があるでしょう。

 

ここからは、肝斑とシミをどのように見分ければよいか、見分けるためのポイントを紹介します。こちらを参考にシミをよく観察して、シミか肝斑か見分けてみましょう。

肝斑は両頬に対称に出る

肝斑は、薄茶色のシミが左右対称にできるのが特徴です。片方の頬だけにシミができているのではなく、もう片方にも同じ大きさ、同じような濃さでシミができていた場合は、肝斑の可能性があるでしょう。

 

肝斑の場合、シミが頬から鼻、アゴの下まで広がることもあります。他に、形がぼんやりしていて輪郭がはっきりしていないということも、肝斑の特徴です。

 

ただ肝斑でも紫外線の影響により、稀に左右対称にならないケースがあります。薄茶色のシミでも、左右非対称だから肝斑ではないと判断せず、クリニックや皮膚科を受診して、判断してもらった方がよいでしょう。

 

出典:肝斑とシミの違いとは?そばかすとも違う見分け方のポイント|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/chloasma-distinguish/

 

出典:肝斑|品川スキンクリニック
参照:https://shinagawa-skin.com/onayami_melasma/

楕円形で非対称ならシミ

顔にできてしまったシミが茶色い楕円形で、左右非対称であれば、一般的にシミと呼ばれる老人性色素斑でしょう。

 

老人性色素斑は、左右対称にはなりません。シミの大きさも小さなものから大きなものまであり、輪郭がはっきりしていて、楕円形の茶色いシミになるという特徴があります。

 

楕円形のシミは、20代頃からできてしまう人もいます。しかし多くは、30代後半から50代にかけて、目立つシミが少しずつ増えていくでしょう。

 

出典:肝斑とシミの違いとは?そばかすとも違う見分け方のポイント|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/chloasma-distinguish/

 

出典:肝斑|品川スキンクリニック
参照:https://shinagawa-skin.com/onayami_melasma/

細かい点であればそばかす

地肌の他の部分よりも濃い部分が細かい点で、鼻を中心にできていた場合は、そばかすの可能性があるでしょう。

 

そばかすは、シミの種類の1つです。鼻を中心に頬あたりまで細かい点が広がり、思春期に目立つようになるという特徴があります。夏場は細かい点が濃くなっているのに対して、冬場は薄くなるという特徴もまた、肝斑との見分けに役立つでしょう。

 

出典:肝斑とシミの違いとは?そばかすとも違う見分け方のポイント|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/chloasma-distinguish/

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma/

肝斑・シミ・そばかすの原因

肝斑やシミ、そばかすはそれぞれに、なぜできてしまうか原因に違いがあります。それぞれの原因を理解していないと、肝斑やシミ、そばかすを防ごうとした時に、あまり意味のない予防法になってしまう可能性があるでしょう。

 

ここからは、肝斑とシミ、そばかすそれぞれができる原因について紹介します。それぞれの原因の違いを理解し、適切に予防していきましょう。

肝斑

肝斑は、「女性ホルモンの乱れ」が原因で起こっているのではないかと考えられています。しかし肝斑ができる原因ははっきりとは分かっておらず、未だメカニズムのすべてが解明されている訳ではありません。

 

肝斑ができるタイミングは、妊娠や出産、ストレスといった女性ホルモンに影響を与える時期が多いでしょう。30代から50代の女性に多く出ますが、男性にも稀に出ることがあります。閉経すると肝斑が薄くなっていき、自然消滅してしまう人もいるでしょう。

 

皮膚への過度な摩擦や化粧品が肌に合わないといったことも、原因の1つと考えられています。

 

出典:肝斑とシミの違いとは?そばかすとも違う見分け方のポイント|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/chloasma-distinguish/

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma/

シミ

一般的なシミ(老人性色素斑)の原因とされているのは、「紫外線による刺激」です。

 

紫外線による刺激を受けると、メラニンが増えます。このメラニンがなんらかの理由で正しく排出されなかった場合、皮膚に色素沈着してしまい、シミになってしまうのです。このため、シミは顔だけでなく腕や手の甲といったよく日に当たる場所にもできてしまうでしょう。

 

シミの原因は紫外線とはっきりしているため、紫外線対策をしたり、ターンオーバーを正常にしてメラニンの排出を促したりしましょう。

 

出典:肝斑とシミの違いとは?そばかすとも違う見分け方のポイント|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/chloasma-distinguish/

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma/

そばかす

そばかすができてしまう原因は、「遺伝」です。

 

そばかすの原因は遺伝的なものであることから、親にそばかすがあると、子どもにもできる可能性があるでしょう。思春期にはそばかすが目立つようになりますが、大人になる頃には気にならなくなる人もいるため、子どもの頃のそばかすを急いで治療する必要はありません。

 

しかし遺伝以外に、そばかすを悪化させてしまう原因が存在します。紫外線を浴び続けることは、よくないでしょう。他には、女性ホルモンの変化やストレス、睡眠不足などが原因でそばかすが悪化してしまうこともあります。

 

そばかすは白人に多く、日本人の中でも色白の人にできやすいと言われています。

 

出典:「そばかす」の原因は?シミや肝斑との違い、治療法について|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pigmented/139044/#toc-1

 

出典:肝斑とシミの違いとは?そばかすとも違う見分け方のポイント|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/chloasma-distinguish/

肌トラブルの予防法

シミやそばかす、肝斑といった肌トラブルを予防するには、紫外線対策やスキンケア、生活習慣の見直しや肌への刺激を避けるといった予防法をとることがおすすめです。

 

紫外線はシミの原因になり、そばかすを悪化させてしまう可能性があります。紫外線対策をしっかり行い、日々のケアとして保湿などのスキンケアをしておきましょう。

 

ストレスによって、ホルモンに影響を与える可能性があります。バランスのよい食生活や規則正しい生活、睡眠時間の確保といった、ストレスがたまりにくい生活習慣を身につけることが大切です。

 

皮膚への刺激によって肝斑が悪化してしまう可能性があるため、肌の摩擦や過度の刺激も避けるとよいでしょう。

 

出典:肝斑の予防方法とは?原因を知って適切なケアが大切|銀座ファインケアクリニック
参照:https://www.ginzafine.com/column/melasma-prevention/

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma/

肌に優しいケアでシミを予防しよう

シミや肝斑は紫外線を浴び続けたり、過度なストレスで女性ホルモンが乱れたりすることによって起こると言われています。またスキンケアのやり方や生活習慣によっては、シミやそばかす、肝斑を悪化させてしまうこともあるでしょう。

 

肌トラブルを防ぐためには紫外線対策や、日頃から保湿などのケアをしていくことが大切です。

 

肌に合わない化粧品もシミを悪化させる原因になるため、肌に優しい美容液を使い、シミを予防していきましょう。

 

出典:しみ・老人性色素斑・肝斑|医療法人たまき皮フ科
参照:https://www.tamaki-skinclinic.or.jp/chloasma/

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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