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【専門家監修】混合肌ってなに? 原因と部位ごとのスキンケアのやり方を解説

「混合肌なんじゃないのって言われたけれど、混合肌ってどういう肌なの?」
「混合肌の見分け方ってあるの?」
「混合肌で気をつけた方がよいことってあるの?」
混合肌は、肌質の1つです。しかしそれがどのような肌質なのか詳しく知らない方もいるでしょう。

 

本記事では混合肌とはどういう肌のことなのか、混合肌になってしまう原因や、見分け方などについて紹介します。この記事を読むことで混合肌について理解を深め、自分の肌が混合肌になってはいないか、チェックできるようになるでしょう。

 

また部位に合わせたスキンケア方法や、洗顔料の選び方なども紹介しているため、混合肌のケアの仕方が分かります。

 

混合肌について詳しく知りたい方やケアの方法を知りたい方、自分が混合肌かチェックしたい方はぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください。

《目次》

混合肌とは

肌質には、「ノーマル肌」や「乾燥肌」、「オイリー肌」などがあります。「混合肌」とは、顔がこれらの1つの肌質ではなく、部位によって肌質が変わってくる肌のことです。

 

混合肌の場合、ノーマル肌と乾燥肌の部位があれば、オイリー肌と乾燥肌の部位もあるといったように、肌質が均一ではありません。このため、頬は乾燥肌っぽくなっているけれどTゾーンは油っぽいというように、顔の部位によって肌の悩みが違ってきます。

 

出典:混合肌の美肌ケア|オラクル美容皮膚科
参照:https://www.oracleclinic.jp/lab/bihada/skintype/combinationskin/

混合肌の原因は乾燥

混合肌の原因は、皮膚のバリア機能が低下し、肌が乾燥してしまうことと考えられています。

 

バリア機能が正常に働いていれば、水分がしっかり保持され、水分を保持しようとして皮脂分泌が過多になることはありません。しかしバリア機能が低下してしまうと水分を十分に保持できなくなり、水分を保持しようとして皮脂の分泌が増え、混合肌になると考えられています。

 

バリア機能が低下する原因は、物理的なストレスによる炎症、ストレスによる影響などがあるでしょう。

 

出典:第119回 混合肌における皮膚生理と発生メカニズムとビタミンABC、グルタチオン、カフェイン、トラネキサム酸による治療|青山ヒフ科クリニック
参照:https://www.aoyamahihuka.com/beautycolumn/?id=1640594373-325147

混合肌の見分け方

・肌が硬くごわごわしている
・肌がガサガサしている所がある
・夕方や夜になるとくすみが目立つ
・洗顔後に顔がつっぱる感じがするが、Tゾーンは油っぽい
・Tゾーンやあごにニキビができやすいけれど、他の部分は乾燥しがち
・化粧崩れしやすい
・冬はとくに肌がカサカサしてしまう
・起床時にべたついており、ところどころ乾燥している

 

混合肌を見分けるための、チェックポイントは以上です。これらのポイントに心当たりのある方は、混合肌の可能性があるでしょう。

 

ここからは、乾燥肌やオイリー肌といった肌質と、混合肌との違いについて紹介します。自分の肌質が混合肌かどうか見分ける際の、参考にしてみてください。

乾燥肌と異なる点

混合肌が乾燥肌と異なる点は、顔のすべての部位が乾燥している訳ではなく、部位によっては乾燥していない、または油っぽいと感じる部位があるという点です。

 

乾燥肌とは、肌の水分も油分も不足した状態の肌のことです。本来の肌はバリア機能によって肌の水分を保持しています。しかしバリア機能が低下してしまうと、肌の水分が蒸発しやすくなってしまい、炎症を起こしやすく、ごわごわした肌になってしまうでしょう。

 

出典:第119回 混合肌における皮膚生理と発生メカニズムとビタミンABC、グルタチオン、カフェイン、トラネキサム酸による治療|青山ヒフ科クリニック
参照:https://www.aoyamahihuka.com/beautycolumn/?id=1640594373-325147

オイリー肌(脂性肌)と異なる点

オイリー肌(脂性肌)と混合肌は、顔全体がベタついているか、乾燥やベタつかない部位があるかといった点で違います。

 

オイリー肌とは、皮脂の分泌量が増えている肌質のことです。皮脂の分泌の増加によって毛穴が開き、ニキビや赤ら顔になりやすいという特徴があります。

 

混合肌の方は顔にテカリやベタつきが気になる部位はあるものの、他の部位は気にならなかったり、乾燥が気になる部位があったりするでしょう。オイリー肌のように、顔全体が油っぽいということはありません。

 

出典:第119回 混合肌における皮膚生理と発生メカニズムとビタミンABC、グルタチオン、カフェイン、トラネキサム酸による治療|青山ヒフ科クリニック
参照:https://www.aoyamahihuka.com/beautycolumn/?id=1640594373-325147

部位に合わせたスキンケアが重要

混合肌の場合、クレンジングや洗顔で皮脂を取りすぎないように注意する必要があります。

 

クレンジングをする時は、肌へ余計な刺激を与えないよう、優しく落としましょう。クレンジングは、Tゾーンからつけることがポイントです。乾燥しやすい部位にクレンジング剤があまり長く触れないようにします。

 

洗顔をする時も、油っぽくなりやすいTゾーンから洗顔料をつけるようにしてください。目元や口周りは、泡を押し付けるようにして洗って、ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。

洗顔料の選び方

混合肌の方は、顔の部位によって乾燥していたり油っぽくなっていたりします。そのためどのような洗顔料を選べばよいか、分からない方もいるでしょう。

 

以下では、混合肌の方におすすめな洗顔料の選び方について紹介します。

 

混合肌に悩んでいる方は、使った後の肌の感触や保湿力、配合されている成分などから洗顔料を選んでみましょう。

石けん系の洗顔料がおすすめ

混合肌の方は基本的に、アミノ酸系の洗顔料よりも洗浄力の強い石けん系の洗顔料を使うのがおすすめです。

 

もし肌の乾燥が気になるようであれば、気になる部位だけ洗顔料を変える、という方法もあります。部位によって使う洗顔料を変えることで、顔全体の保湿のバランスを整えられるでしょう。

保湿力の高さで選ぶ

肌の乾燥対策のために、洗顔料の保湿成分もチェックしましょう。これは、混合肌の原因には、皮膚のバリア機能の低下による乾燥があるためです。

 

とくに頬やUゾーンのように乾燥が気になる部位がある場合は、そちらを重点的に保湿していく必要があります。

 

肌のベタつく部位が気になる方も、保湿力の高い洗顔料がおすすめです。肌がベタついていても水分が足りず乾燥しているケースが多いため、オイリー肌を改善してくれる可能性があるでしょう。

無添加のものを選ぶ

混合肌の方は刺激性のある成分が含まれていない、無添加の洗顔料を選ぶこともおすすめです。

 

混合肌の場合、皮膚のバリア機能が低下しており、外的な刺激に反応しやすくなっています。炎症も起こしやすくなっているため、刺激性の高い成分を含んだ洗顔料や、スキンケア用品は使わない方がよいでしょう。

 

とくにおすすめなものは、「無添加」と記されているものや、「〇〇フリー」と書いてあるものです。ただ「〇〇フリー」のものを選ぶ場合は、何が配合されていて何が配合されていないか、成分を確認しておきましょう。

 

出典:第119回 混合肌における皮膚生理と発生メカニズムとビタミンABC、グルタチオン、カフェイン、トラネキサム酸による治療|青山ヒフ科クリニック
参照:https://www.aoyamahihuka.com/beautycolumn/?id=1640594373-325147

混合肌への理解を深め、洗顔で肌をいたわろう

混合肌とは、乾燥肌やノーマル肌、オイリー肌が混在している肌のことです。そのため肌質が違う部位にも同じスキンケア用品を使って大丈夫か、不安な方もいるでしょう。

 

混合肌の原因は皮膚のバリア機能低下による肌の乾燥であるため、基本的には乾燥肌よりの、保湿力の高いスキンケア用品の使用がおすすめです。ベタつきがとくに気になる場合は、気になる部位だけ他のスキンケア用品を使うといった方法もあります。

 

混合肌への理解を深め、どのように洗顔やスキンケアをしていけばよいかを知り、肌をきれいに保っていきましょう。

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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