【専門家監修】鼻の角栓を押し出したらいけない理由とは?対処法を解説
「鼻の角栓ができる原因って?」
「鼻の角栓を押し出したらいけない理由とは?」
「鼻の角栓を押し出さずに取るにはどうすれば良いの?」
このように、鼻の角栓を綺麗にするにはどうすれば良いのか知りたい人もいるのではないでしょうか。
この記事では、鼻の角栓ができる原因や、鼻の角栓を押し出したらいけない理由、押し出さないで鼻の角栓を取る方法などを紹介しています。この記事を読むことで、どのようにすれば鼻の角栓を押し出さずに取れるのか把握できるでしょう。
また、鼻に角栓ができないようにする予防方法についても解説しているため、事前の対策について知りたい人も参考にできます。
鼻の角栓を押し出したらいけない理由や綺麗に取る方法を知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
鼻の角栓ができる原因とは?
鼻のぽつぽつとした黒い角栓が気になっているという人は多いでしょう。鼻に角栓ができるのは、毛穴に皮脂などの汚れが溜まってしまっているためです。
毎日丁寧にケアしていても、毛穴に汚れが詰まって角栓ができてしまうケースは多いです。ここでは鼻の角栓ができる原因について紹介していくため、参考にしてみてください。
古い角質が溜まっている
角栓は、古い角質や皮脂、汚れ、うぶ毛などが毛穴に詰まり、混ざって塊となったものです。
もともとは白い塊ですが、角質が紫外線や空気などに触れて酸化することで、黒く目立つ角栓になってしまいます。このような角栓は、無理に押し出して取り出せたとしても、時間が経てばまた元通りになってしまいます。
皮脂が必要以上に分泌されている
鼻に角栓ができるのは、皮脂が過剰に分泌されていることも原因の一つです。
角栓は古い角質や皮脂などが混ざって塊となったものですが、具体的に解説すると角質であるタンパク質に皮脂が付着して、毛穴をふさぐ栓になってしまった状態です。
また、角質と皮脂が何重にも重なり、年輪のような層になっているとされています。鼻は他の部位に比べて皮脂の分泌が多いこともあり、角栓ができやすいです。
鼻の角栓を押し出したらいけない理由とは?
角栓が目立っていると自分で取り除きたいと考える人も多いでしょう。
角栓は肌のターンオーバーによって自然に取れるため、無理に自分で除去する必要はありません。逆に、角栓を除去することでデメリットが生じる可能性もあります。
ここでは鼻の角栓を押し出したらいけない理由について紹介していきます。
毛穴に負担がかかる
角質を爪や専用器具などを使って無理に押し出すことで、毛穴にダメージを与える可能性があります。例えば、毛穴パックを使い過ぎると角栓だけでなく、周囲の角質も剥がしてしまうことが挙げられます。
また、毛穴の角栓を取るために洗顔やクレンジングで強く擦ることも肌へのダメージに繋がるため、注意が必要です。
押し出さないで鼻の角栓を取る方法
鼻の角栓を取るために無理に押し出すことは、毛穴への負担になることを解説しました。それでは、押し出さずに角栓を取るにはどうすれば良いのでしょうか。
鼻の角栓を除去するためには、毎日のスキンケアが重要になります。ここでは押し出さないで鼻の角栓を取る方法を紹介するため、毛穴の黒ずみに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
クレンジングをする
毛穴の角栓を取るには毎日のクレンジングが大切です。化粧品には洗顔だけでは落ちない油分が含まれているため、きちんとクレンジングをして洗い流す必要があります。
クレンジングの際は、先にホットタオルで温めることで毛穴を緩めて角栓を柔らかくしておくことがポイントです。また、クレンジングの量が少ないと肌の摩擦になったり、メイクが十分に落とせず、毛穴に詰まったりする原因になります。
そのため、クレンジングの際には洗浄力が高いオイルやクリーム系のものを使用し、適切な量を使用するようにしましょう。
洗顔をする
洗顔の前に、まずは手を洗って清潔な状態にしましょう。先に手を洗っておくことで、手のひらの余計な油分を落とすことができます。
手を洗ったら、ネットなどを使って洗顔料をしっかりと泡立てます。洗顔の際はごしごし擦らず、肌の上で泡を転がすように丁寧に洗うことが大切です。
優しく洗ったら、人肌ほどの温度のぬるま湯ですすいで泡をしっかりと落としましょう。
保湿をする
毛穴の角栓ができにくくするためにも、洗顔後の肌はしっかりと保湿することが大切です。気になる部分には化粧水を重ねづけして、保湿を行います。
化粧水をつけたら、その上から乳液やクリームをつけて水分の蒸発を防ぎましょう。肌がベタつくのが嫌な場合は、Tゾーンのみにつけたり、さらっとした使い心地の乳液などを使用したりすると良いでしょう。
オイルを使ったラップパックをする
毛穴の角栓対策には、オイルを使ったラップパックも効果的です。まずはラップ、ベビーオイル、ハサミを用意しましょう。お風呂にぬるめのお湯をはって、顔全体にベビーオイルを塗ります。
ラップは顔のサイズに切り、鼻の穴の場所に穴をあけておきます。顔にラップをつけてお風呂に浸かり、その後はラップを剥がしていつもの洗顔をしましょう。
このようにラップパックをすることで、毛穴の角栓ケアが可能です。ラップパックを行った後は、冷水や冷たい化粧水を使ってケアすると毛穴も閉じてくれます。
角栓を取る時に気をつけること
顔の角栓が気になって小まめに角栓を取っているという人もいるでしょう。しかし角栓のケアをやり過ぎると、肌を傷める原因になってしまいます。
ケアのやり過ぎは肌トラブルの原因になるため、正しいケアをすることが大切です。
鼻に角栓ができない予防方法とは?
正しい方法で鼻の角栓を取ることも大切ですが、角栓ができないように予防することも大切です。生活習慣などによっても、鼻の角栓を目立たなくすることは可能です。
ここでは最後に、鼻に角栓ができない予防方法について紹介していきます。
規則正しい生活習慣を送る
先に紹介したとおり、鼻の角栓は皮脂の過剰分泌も原因の一つです。生活習慣が乱れると皮脂の過剰分泌が起きることがあります。そのため、バランスの良い食事や十分な睡眠をとり、生活習慣を整えることが大切です。
皮脂過剰の原因になる食べ物としては、揚げ物やファストフードが挙げられます。このような油っぽい食べ物は皮脂の過剰分泌に繋がるため、できるだけ低脂質な食生活を心掛けると良いでしょう。
自分の肌に合ったスキンケア製品を使う
鼻の角栓対策として、しっかりとしたスキンケアを行うことが大切です。スキンケア製品にもさまざまなタイプがあるため、自分の肌に合ったスキンケア製品を使用しましょう。
正しい洗顔をする
鼻の角栓を取るためにゴシゴシ強くこすると、肌に負担がかかります。洗顔時にはしっかりと泡を立て、肌の上で優しく泡を転がすようにして、正しい洗顔を行いましょう。
また、泡が残らないように丁寧にすすぐことも大切です。
定期的な角質ケアを取り入れる
角栓を除去するためには、角質除去効果のある洗顔料を使ったり、スクラブを使用したりして、定期的に角質ケアを行うようにしましょう。
定期的にケアすることで古い角質が取り除かれるため、鼻の角栓ができにくくなります。
鼻の角栓ができたら押し出しをしないようにしよう
鼻の角栓があると気になりますが、無理に角栓を押し出してしまうと肌や毛穴へのダメージに繋がります。鼻の角質を除去するためには、正しいクレンジングや洗顔、保湿などを行うことが有効です。
ぜひ自分の肌に合ったスキンケア用品を使って、鼻の角栓のケアを行ってみてはいかがでしょうか。
監修者
青山ラジュボークリニック
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院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。