【専門家監修】メラニン毛穴を消す方法はある?黒ずみの原因や特徴も併せて解説
「毛穴の黒ずみがなかなか解消されない」
「メラニン毛穴の原因って何?」
「メラニン毛穴を解消するためにはどうすればいい?」
毛穴の黒ずみが気になってどうにかしたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では毛穴の黒ずみのタイプや、メラニン毛穴の特徴、メラニン毛穴の原因、メラニン毛穴が悪化してしまう習慣などについて詳しく解説しています。
記事を読むことで毛穴の黒ずみにはどのようなタイプのものがあり、何が原因になっているのか、またメラニン毛穴を悪化させないために気をつけることについて知ることができるでしょう。さらにメラニン毛穴を解消する方法についても併せて解説しています。
メラニン毛穴に悩んでいる人は是非参考にしてみてください。
毛穴の黒ずみには2つのタイプがある
男女問わず毛穴の黒ずみに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。毛穴の黒ずみには角栓詰まりタイプとメラニン毛穴タイプ、主に2つのタイプがあります。
ここでは毛穴の黒ずみの2つのタイプについて詳しく見ていきましょう。
角栓詰まりタイプ
毛穴の黒ずみで多いのが角栓詰まりタイプです。角栓詰まりタイプは毛穴に詰まった角栓が黒くなってしまっている状態で触るとザラザラとしています。
過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、剥がれた角質と混ざって角栓になります。時間の経過と共に酸化が進むと角栓が黒くなり、毛穴が黒ずんで見えるのです。
この角栓詰まりタイプの毛穴の黒ずみは、角質が厚くて肌のかたい人や、皮脂の分泌が多い人などに多く見られます。
出典:毛穴の種類|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/service/pore/kind/
メラニン毛穴タイプ
メラニン毛穴タイプは過剰なメラニンが原因となり、毛穴が黒ずんで見えます。毛穴ジミとも呼ばれるメラニン毛穴は、毛穴の入り口がメラニンを生成して色素沈着している状態です。
そのため毛穴の周りの皮膚が黒ずんで見えてしまいます。汚れが毛穴に詰まっているというわけではないため、毛穴の角栓を除去しても黒ずみが残ります。
出典:毛穴の種類|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/service/pore/kind/
メラニン毛穴の特徴とは?
毛穴の黒ずみの原因が角栓詰まりなのか、メラニン毛穴なのか分からないという人もいるでしょう。
ここではメラニン毛穴の特徴について詳しく解説するため、自分の毛穴の黒ずみが角栓詰まりなのかメラニン毛穴なのかを知る参考にしてみてください。
ドーナツ状の黒ずみ
メラニン毛穴は毛穴の周りの皮膚がドーナツ状に黒ずむという特徴があります。
毛穴詰まりによる毛穴の黒ずみは毛穴に詰まった角栓が酸化してポツポツと黒ずんで見えますが、メラニン毛穴は毛穴の詰まりが原因ではなく、毛穴の周りが炎症しメラニン色素が過剰に作られることで色素沈着を起こすため、毛穴周りにドーナツ状の黒ずみができるのです。
出典:毛穴の黒ずみタイプ別の正しいケア方法とは?黒ずみの原因とおすすめの対策について
|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pore/139041/
色は茶褐色に近い
メラニン毛穴は紫外線によるダメージや日常的な皮膚への刺激によりメラニン色素が過剰に作られて色素沈着することで黒ずんで見えます。
メラニン毛穴の原因はメラニン色素の沈着であるため、メラニン毛穴は黒ずんでいるというよりも茶褐色に近い色をしているのが特徴です。
出典:メラニン毛穴|大西皮フ科形成外科医院
参照:https://www.onishiskinclinic.com/blog/20230302.html
触るとザラザラではなくツルツル
角栓詰まりによる毛穴の黒ずみは毛穴に角栓が詰まっているため、触ると少しふくらみがありザラザラとしています。
それに対しメラニン毛穴は毛穴の周りが色素沈着を起こすことが原因であり、毛穴に角栓が詰まっているわけではないため触るとツルツルしているのが特徴です。
出典:毛穴トラブルの種類と原因は?セルフケアや治療方法を解説|共立美容外科
参照:https://www.kyoritsu-biyo.com/column/pores/cause_self-care/
メラニン毛穴の原因とは?
メラニン毛穴の特徴について詳しくご紹介しましたが、なぜメラニン毛穴になってしまうのか知りたい人もいるでしょう。
メラニン毛穴の原因にはさまざまなものがあります。ここではメラニン毛穴の原因について見ていきましょう。
紫外線によるもの
メラニン毛穴の原因の一つとして、紫外線が挙げられます。紫外線を浴びると紫外線から肌を守ろうとしてメラノサイトと呼ばれる色素細胞がメラニン色素を作り出します。
とくに毛穴の周りは紫外線による影響を受けやすいため、紫外線対策を行わなければシミやそばかすだけでなく、メラニン毛穴の原因になってしまう場合もあるのです。
出典:メラニン毛穴|大西皮フ科形成外科医院
参照:https://www.onishiskinclinic.com/blog/20230302.html
摩擦による色素沈着
メラニン毛穴の原因は紫外線によるもののほかに、摩擦による色素沈着の場合もあります。洗顔やクレンジングの際に汚れをきれいに落とそうとゴシゴシ擦るなど、普段の間違ったスキンケアが肌に負担をかけている場合があります。
摩擦により肌に負担がかかると皮膚が炎症してメラニンが増え、毛穴の周りにメラニン色素が沈着してしまうのです。このことが原因で毛穴が黒ずんだり、毛穴の黒ずみを悪化させたりしてしまいます。
出典:メラニン毛穴|大西皮フ科形成外科医院
参照:https://www.onishiskinclinic.com/blog/20230302.html
ターンオーバーが乱れている
たとえ紫外線を浴びてメラニンが生成されたとしても、ターンオーバーが正常であれば色素沈着することなく排出されます。
しかし加齢や睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどによりターンオーバーが乱れると、本来排出されるはずのメラニンが排出されず、メラニン色素が毛穴の周りに蓄積されて黒ずむメラニン毛穴になってしまうこともあるのです。
出典:メラニン毛穴|大西皮フ科形成外科医院
参照:https://www.onishiskinclinic.com/blog/20230302.html
メラニン毛穴が悪化してしまう習慣とは?
日常生活の中で知らずにメラニン毛穴を悪化させている可能性もあります。ここではメラニン毛穴が悪化してしまう習慣について解説するため、知らない間にメラニン毛穴を悪化させていないかチェックしてみてください。
無理に角栓を押し出そうとする
毛穴の黒ずみが気になるからと、指や爪などで無理に角栓を押し出そうとすると、肌にダメージを与えてしまうだけでなく手についている雑菌が毛穴に入って炎症を起こしてしまう可能性があります。
また肌が傷つくことでメラニン色素が作り出される原因にもなってしまいます。メラニン毛穴は角栓の詰まりが原因ではないため、角栓を取りのぞいても黒ずみは解消されません。そのため毛穴の黒ずみが気になっても無理に角栓を押し出そうとするのは止めましょう。
出典:メラニン毛穴とは?特徴や見分け方・セルフでメラニン毛穴を解消する5つの方法も|NOVUS Beauty Clinic
参照:https://nbc-clinic.com/column/1989/
毛穴パックを日常的に使用している
気になる毛穴の黒ずみを解消しようと毛穴パックを日常的に使用していると、肌への刺激で肌に負担がかかってしまい、メラニン毛穴をさらに悪化させてしまいます。
また毛穴パックを剥がす際に必要な角質まで取ってしまって毛穴が広がったり、かゆみや赤み、乾燥の原因となる場合もあるため注意が必要です。
さらに毛穴パックの刺激により毛穴の黒ずみが悪化する可能性もあるため、日常的に毛穴パックを使用するのは避けた方が良いでしょう。
出典:メラニン毛穴とは?特徴や見分け方・セルフでメラニン毛穴を解消する5つの方法も|NOVUS Beauty Clinic
参照:https://nbc-clinic.com/column/1989/
外出時に日焼け止めを塗っていない
外出時に日焼け止めを塗っていないと、紫外線から肌を守ろうとしてメラニン色素が過剰に作り出されてしまいます。
また紫外線を浴びすぎることでメラニン毛穴が悪化するだけでなく、シミが増える可能性もあるため注意が必要です。外出時には日焼け止めを塗り、こまめに塗り直すよう心がけましょう。
出典:メラニン毛穴とは?特徴や見分け方・セルフでメラニン毛穴を解消する5つの方法も|NOVUS Beauty Clinic
参照:https://nbc-clinic.com/column/1989/
メラニン毛穴を解消する方法は?
メラニン毛穴を解消するためには、適切な方法でケアすることが重要なポイントです。ここではメラニン毛穴を解消する方法についてご紹介するので、メラニン毛穴で悩んでいる人は参考にしてみてください。
紫外線対策を徹底する
メラニン毛穴を解消するためには、紫外線対策を徹底することが大切です。紫外線は夏だけでなく秋や冬にも降り注いでいます。
また曇りの日でも紫外線は降り注いでいるため注意しましょう。自宅の窓際やベランダで作業するとき、近所へ買い物に行くときも紫外線対策が必要です。
日焼け止めは一年中塗るようにし、化粧下地やファンデーションもUVケアのものを使って紫外線対策を徹底しましょう。
出典:メラニン毛穴|大西皮フ科形成外科医院
参照:https://www.onishiskinclinic.com/blog/20230302.html
洗顔と保湿をきちんと行う
メラニン毛穴を解消するためには洗顔と保湿をきちんと行うことも重要なポイントです。メラニン毛穴は角栓が詰まることで黒ずむわけではありませんが、皮脂をそのままにしておくと毛穴にダメージを与えるため、洗顔をきちんと行ってください。
洗顔の後はしっかりと保湿を行うことが重要です。WASSER(バッサ)は高濃度水素イオン水ジェルで角質層までうるおいを届け、しっかりと保湿します。
出典:メラニン毛穴とは?特徴や見分け方・セルフでメラニン毛穴を解消する5つの方法も|NOVUS Beauty Clinic
参照:https://nbc-clinic.com/column/1989/
スキンケア時の摩擦に気をつける
メラニン毛穴は肌への摩擦もその一因となるため、スキンケアを行う際の摩擦に気をつけることも大切です。スキンケア時にゴシゴシと擦ってしまうと過度な刺激でメラニン色素が増えてしまい黒ずみの原因となります。
そのためスキンケアを行うときには力を入れないよう、やさしく行うように心がけましょう。
出典:毛穴の黒ずみタイプ別の正しいケア方法とは?黒ずみの原因とおすすめの対策について|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pore/139041/
正しい方法でメラニン毛穴をケアしよう
毛穴の黒ずみの原因や特徴などについて解説しました。毛穴の黒ずみには2つのタイプがあり、黒ずんで見える原因も異なります。なかなか毛穴の黒ずみが改善されないという場合には、間違ったケアをしている可能性もあるでしょう。
ご紹介した内容を参考にメラニン毛穴を解消する正しい方法を知り、正しい方法でメラニンケアをしてください。
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。