コラム─ Column ─

【専門家監修】秋のゆらぎ肌とは?気になる原因やおすすめの対策法について解説

「秋になって、肌が荒れやすくなったけど何が原因?」
「空気が乾燥しているせいか、かゆみが出るようになったんだけど、スキンケアを変えた方が良いのかな?」
「秋はゆらぎ肌になりやすいと聞いたけど、それってどんな状態?」
このように、秋の肌状態の変化について疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、秋のゆらぎ肌について説明しています。ゆらぎ肌を引き起こしてしまう原因から、ゆらぎ肌を防いで美肌を作るための方法、また、室内が乾燥する場合の対策についても解説しています。

 

この記事を読むことで、秋にゆらぎ肌が多い理由を知り、適切なスキンケアで健康な肌状態を保つことができるでしょう。

 

秋のゆらぎ肌について気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

そもそも「ゆらぎ肌」とは?

夏から秋にかけての気候の変化は、肌に良くない影響を与えてしまいます。朝晩の寒暖差が大きくなることでじんま疹が出たり、空気の乾燥によってかゆみなどの症状が出やすくなったりするのです。

 

夏から秋への季節の変わり目に、肌が敏感になってトラブルを引き起こしてしまう状態のことを「ゆらぎ肌」と呼びます。肌の保水力が低下し、乾燥することで肌が荒れやすくなってしまうのです。また、皮脂分泌のバランスが乱れることで、ニキビができやすくなります。

 

出典:秋の肌荒れ|北村皮膚科医院
参照:https://www.kitamura.clinic/akinohadaare

秋に「ゆらぎ肌」になる原因

秋はゆらぎ肌になりやすい時期です。季節の変わり目による気候や環境の変化が、肌に様々な影響を与えてしまうのです。秋になると肌が荒れてしまうという人は、ゆらぎ肌の可能性があります。

 

ここでは、秋にゆらぎ肌になる原因を3つ紹介します。しっかりと理解して、今後の対策に活かしていきましょう。

夏の紫外線ダメージ

夏は紫外線がもっとも強い時期です。秋を迎えた肌には、知らないうちに相当量の紫外線ダメージが蓄積されています。

 

強い紫外線を受けた肌はバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。乾燥状態が続いた肌は、バリア機能を補うために角質が厚くなります。すると毛穴が詰まり、ニキビの原因となってしまうのです。

 

出典:秋はゆらぎ肌になりやすい…この時期の肌トラブルと対策方法|シロノクリニック
参照:https://shirono.mbsq.com/column/1526/

秋の花粉

花粉症は春の印象が強いですが、実は秋も多くの花粉が飛散しています。この時期に飛ぶキク科やイネ科の花粉にアレルギー反応を起こすと、肌にかゆみや赤みなどの症状が現れてしまうのです。アレルギーのかゆみにより目や鼻を擦るのが原因で、湿疹を引き起こすこともあります。

 

また、肌のバリア機能が低下している場合、秋の花粉に対するアレルギーがなくても同様の症状が出てしまう可能性があります。

 

出典:秋はゆらぎ肌になりやすい…この時期の肌トラブルと対策方法|シロノクリニック
参照:https://shirono.mbsq.com/column/1526/

 

出典:秋の肌荒れ|北村皮膚科医院
参照:https://www.kitamura.clinic/akinohadaare

空気の乾燥

気温と湿度の高い夏から一変して、秋は一日の寒暖差が大きくなり空気が乾燥します。湿度の低下は肌のバリア機能に影響を与えます。肌が外部からの刺激に弱くなってしまい、かさついたりごわついたりしやすくなるのです。

 

涼しくなるにつれて、屋外で活動する時間も増えるでしょう。乾燥した空気に肌が長時間晒されることで、トラブルを引き起こしやすくなります。

 

また、夏場にさっぱり系のスキンケアをしていた人は、保湿が足りないために乾燥の影響を大きく受けてしまう可能性があります。

 

出典:秋はゆらぎ肌になりやすい…この時期の肌トラブルと対策方法|シロノクリニック
参照:https://shirono.mbsq.com/column/1526/

 

出典:秋の肌荒れ|北村皮膚科医院
参照:https://www.kitamura.clinic/akinohadaare

秋のゆらぎ肌から抜け出すためのおすすめ対策法

夏から秋にかけての環境の変化がゆらぎ肌を引き起こすことを説明しました。ここでは、秋のゆらぎ肌から抜け出すための対策法について4つ紹介します。

 

肌が敏感な状態になりやすい時期であることを意識して、スキンケアの方法や自身の生活を見直してみましょう。

しっかり保湿をしてバリア機能を高める

バリア機能には、肌の水分量を適切に保ったり、外部刺激から守ったりする働きがあります。ゆらぎ肌を解消するためには、このバリア機能を高める必要があるのです。

 

保湿をしっかりとすることで、肌にうるおいが満ちてバリア機能が働きやすくなります。肌には元々保湿成分が備わっていますが、それを損なわないように保湿剤で補ってあげることが大切です。保湿剤を使う時は、手のひらで優しく肌に浸透させるようにしましょう。

あわせて読みたい
【専門家監修】秋にニキビができやすい原因とは?ケア方法や注意することも紹介
「ニキビって夏にできるものじゃないの?」 「秋にできるニキビの原因って何?」 このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。   ニキビは、誰もが抱える肌の悩…

 

出典:バリア機能と保湿の関係|さくら皮膚科スキンケアクリニック
参照:http://www.senhifu.com/m-info/1278.html

 

出典:秋はゆらぎ肌になりやすい…この時期の肌トラブルと対策方法|シロノクリニック
参照:https://shirono.mbsq.com/column/1526/

肌に優しい洗顔やクレンジングを心がける

洗顔やクレンジングの時は、肌に必要な皮脂まで落としてしまわないように注意してみてください。洗顔は一日に2回程度にして、長時間洗い続けないようにしましょう。

 

クレンジングの時は、クレンジング剤でメイクを浮かせてから、指の腹を使ってくるくると優しく洗浄します。洗顔の時は、石鹼や洗顔料をたっぷりと泡立てて、できるだけ摩擦を起こさないように心がけましょう。

紫外線や花粉対策を怠らない

肌にダメージを与える紫外線や花粉の対策を怠らないようにしましょう。紫外線は肌の老化を促進し、花粉はかゆみなどの皮膚炎を引き起こしてしまいます。

 

紫外線の多い時間帯(10~14時)の外出はなるべく避けましょう。外出の時は、日傘や帽子で紫外線を遮り、日焼け止めも併用するようにしましょう。

 

秋の花粉は飛距離が数メートルと短いので、原因となる植物から離れることで肌への刺激を抑えることができます。帰宅後は洗顔をして、花粉を洗い流すようにしましょう。

 

出典:紫外線対策と日焼けをした時の応急ケア|さの皮膚科クリニック
参照:https://sano-hifuka.com/staffblog/

 

出典:春だけではない‼ 秋の花粉症について|かすがい皮膚科
参照:https://kasugaihifuka.jp/blog/

食生活や生活習慣に気を配る

食生活と生活習慣に気を配ることは、ゆらぎ肌の改善にも効果的です。睡眠不足は細胞の働きを鈍らせ、肌荒れしやすい状態になってしまいます。寝る一時間前には部屋の照明を暗くし、スマホの使用は控えましょう。

 

食事の時は、タンパク質、脂質、糖質に加えて食物繊維をバランス良く摂取してください。日本人の食生活はタンパク質が不足する傾向にあります。ビタミン類と合わせて摂るようにしましょう。

 

出典:美肌をつくる生活習慣①|ぎなん皮膚科クリニック
参照:https://ginan-skin-clinic.jp/blog/2623/

 

出典:美肌に大切な食事・栄養|なかぞのスキンクリニック
参照:https://n-skin.jp/blog/beauty/

室内が乾燥する場合の対策

室内が乾燥して困る場合には、加湿器を使用すると良いでしょう。部屋の湿度を上げることで、肌を乾燥ダメージから守ることができます。また、外から持ち込んだ花粉が飛散するのを防ぐ効果もあります。

 

湿度を上げすぎてしまうとカビやダニが発生しやすくなるので注意しましょう。室内の湿度は60%程度に保つよう心がけてください。

あわせて読みたい
【専門家監修】肌荒れを治す方法はあるの?引き起こす要因やスキンケア方法を紹介
「季節の変わり目に肌が荒れて悩んでいるけど、どうしたらいいかわからない」 「肌が荒れる原因はなんだろう?」 「肌荒れを治す方法を知りたい」 このように、肌について悩みを抱えてい…

 

原因を知って秋のゆらぎ肌対策をしよう

秋のゆらぎ肌は、季節の変わり目による環境の変化から引き起こされます。放置してしまうと、様々な肌トラブルに悩まされる可能性があるため注意が必要です。

 

ゆらぎ肌改善のためには、しっかりと保湿をして、生活習慣にも気を配ることが大切です。美しい肌を作るために、丁寧なケアを心がけましょう。

 

敏感肌用の美容液ならWASSER(バッサ)がおすすめ!

監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

LINE相談室
Page Top