【専門家監修】美容液とは?肌悩み別の選び方や効果的な使い方も紹介
「美容液って高そうだけど、効果はあるの?」
「美容液って種類が多いから、選び方がわからない・・・」
こんな疑問を持たれたことはありませんか。
最近のアンケートでは、お金をかけても良いスキンケアアイテムの上位に美容液が選ばれています。そんな人気の美容液ですが、アンケートでは効果がありそう、肌に重要そう、といったあやふやな回答が多いという特徴があります。
この記事ではそんな美容液を深掘りし、種類から選び方、正しい使い方、NGな使い方について紹介します。またスキンケアで大切な成分についても、お肌の悩み別に解説していきます。
この記事を最後まで読むことで、美容液を正しく使えるようになります。
マスクを外したとき「見せたくなる」ような、キレイなお肌を目指しましょう。
美容液とは?
美容液とは特定の肌トラブルに直接作用する目的別の基礎化粧品です。
美容液はエイジングケアに使うようなイメージがありますが、肌トラブルが気になりはじめたら、年齢に関係なくプラスワンアイテムとしてお使いください。
最近では「セラミド」や「アミノ酸」といった特定の成分を謳った美容液も多く販売されています。あなたのお悩みに効果を発揮し、美肌を実現してくれるでしょう。
美容液の主な種類
肌トラブルに応じた多くの美容液が発売されていますが、主に「保湿美容液」「美白美容液」「エイジングケア美容液」に分類されます。
紫外線対策に特化した朝専用「日中美容液」と、寝ている間の保湿に特化した夜専用の美容液という分類もあります。
ブースター
ブースターとは「導入美容液」のことです。洗顔後に使用するスキンケアアイテムとなっています。
化粧水の前にお使いいただくことでお肌をやわらかくし、化粧水の浸透をよくする効果があります。
セラム
セラムとは「血清」を意味する医学用語です。血清は皮膚の再生を手助けすることから、お肌のターンオーバーを促進する美容液をセラムと呼んでいます。
エッセンスより美容成分が多く含まれているので、テクスチャーは濃厚でとろみがあります。エッセンスではものたりないなど、効果を感じられない人はセラムをお試しください。
エッセンス
エッセンスとは、化粧水よりも少しとろみがある、一番サラッとしたタイプの美容液です。化粧水より美容成分を多く含み、特定の肌トラブルにアプローチします。
基礎化粧品だけでは何かものたりないと感じたときに、プラスワンでお使いいただくと効果的です。
また、べたつきが苦手な人はエッセンスからお試しいただくとよいでしょう。
美容液を使うタイミング
一般的には化粧水→美容液→保湿剤の順番ですが、美容液をお手入れの最後に使う人が多いというのが現状です。順番をあやまると効果が十分に発揮できないため、使用する前に必ず説明書などで確認するようにしてください。
また、美容液の種類やメーカーによっても異なりますので注意しましょう。
【肌悩み別】美容液の選び方
美容液は肌トラブルに応じたものを選びましょう。まずは、自分の肌トラブルを知ることから始めてください。
ここでは代表的な4つの肌トラブルにスポットをあて、それぞれに合った美容液の成分についてご紹介します。
あなたの美容液選びに成分の知識を取り入れて、よりよいお肌を目指しましょう。
肌が乾燥している場合
乾燥肌でお悩みなら、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などが入っている「保湿美容液」が効果的です。
お肌は冬場だけではなく、夏場のエアコンによっても水分が失われ、保湿機能が低下します。エアコンシーズンに向けて、今から「保湿美容液」を取り入れるとお悩み知らずの夏場がすごせるでしょう。
エイジングケアをしたい場合
しわ・たるみ、しみ・くすみなどのエイジングサインが気になりはじめたら、レチノールやアスタキサンチンなどが配合された美容液が効果的です。
レチノールはお肌の水分量をアップさせる効果があり、ターンオーバーを促進して肌トラブルを予防します。また、アスタキサンチンは紫外線などによる活性酸素を除去する抗酸化作用に効果があります。
「エイジングケア美容液」をお選びの際は、気になるお悩みにスポットをあて、有効成分が含まれた美容液をお選びください。
皮脂を抑制したい場合
脂性肌は「オイリースキン」と「インナードライ」に大別できます。
「オイリースキン」はお肌全体が油っぽい状態なので、オイルフリーの美容液をお選びください。乳化剤もべたつきがあるので、控えた方がよいでしょう。
これに対し「インナードライ」はTゾーンだけが油っぽい状態で、お肌の奥の角質層は乾燥しています。ヒアルロン酸、アミノ酸、セラミドなどを含む化粧品で水分をしっかりキープしましょう。
オイルバランスを整えるためには、クエン酸を含む化粧品が収れん作用があり効果的です。
肌荒れ(敏感肌)起きやすい場合
お肌のバリア機能が低下すると肌荒れが起こります。季節の変わり目に肌荒れを感じる人も多いのではないでしょうか。肌荒れは水分が不足して起こるため、頭皮にもかゆみが出ることがあります。
長引くマスク生活でも、不織布マスクによる毛羽だった繊維の擦れや、ウレタンマスクによる素材自体による肌荒れも気になるところです。
また、化粧品の成分でも肌荒れを起こすことがあるため、お肌の弱い人は、エタノールや界面活性剤が含まれた化粧品は避けましょう。肌荒れにはグリチルリチン酸など、炎症を抑える成分が含まれているものが効果的です。
どの美容液を選べばいいかわからない場合は?
肌トラブルは多くの場合、乾燥が原因で起こります。どの美容液を選べばいいかわからない場合は「保湿美容液」を使ってみてください。年齢や肌質に関係なく、お肌の水分量をキープすることが一番肝心ですので、はじめの1本で迷ったときも「保湿美容液」を試しましょう。
健康なお肌に導くために、弱酸性の美容液もオススメしたいアイテムです。
美容液の効果的な使い方
美容液は毎日使うことで最大限に効果を発揮します。もったいないからと使う回数を減らすと、期待する効果が得られないことにもなりかねません。必ず決められた分量を決められた回数お使いください。
使うときには手のひらであたためてから塗るようにしましょう。そうすることで浸透力がよくなり、理想のお肌に近づけます。
水分を蒸発する前に使う
化粧水がお肌に浸透したら、水分が蒸発する前に美容液をなじませましょう。化粧水の水分が美容液の浸透を助けることで、お肌の奥の角質層まで美容成分が浸透し、効果がアップします。
やさしくハンドプレスをする
手のひらに適量の美容液をとり、顔全体に塗りおえたらハンドプレスで押し込みましょう。そうすることでお肌の深部の角質層まで美容液がゆきわたり、美容液のスペシャルケアが効果を発揮します。
気になる部分は重ねづけをする
お顔全体に美容液がゆきわたったら、ピンポイントで気になる部分に重ねづけしましょう。その後、同じようにハンドプレスで押し込んでください。
このひと手間を惜しまないようにしましょう。効果が実感できると楽しくなります。
美容液を使う時に気を付けること
美容液は使い方をあやまると期待する効果が得られません。正しい使い方こそが、美容液の効果を最大限に発揮するポイントです。
よくあるあやまった使い方は、他の美容液や化粧品と混ぜて使うことです。美容液は必ず単品で使ってください。また、使用方法をよく読んでから使いましょう。
以下では各項目について、くわしくお伝えします。
- 複数の美容液を同時に使わないようにする
- 他の基礎化粧品と混ぜて使わないようにする
- 使う前に使用方法を必ず読む
複数の美容液を同時に使わないようにする
複数の美容液を混ぜたからといって、そのぶん効果が得られるということはありません。そればかりか、逆に美容効果が発揮できないおそれがあります。
また、成分同士で化学反応を起こす危険性もあるため、必ず美容液は単品でお使いください。
他の基礎化粧品と混ぜて使わないようにする
最近はオールインワン化粧品も多く出回っています。だからといって、基礎化粧品を混ぜて使うことはNGです。
単品の化粧品を混ぜると、効果が発揮できないおそれがありますので、必ず一品ずつ順序を守ってお使いください。
使う前に使用方法を必ず読む
使用方法をあやまると、期待する効果が得られない可能性があります。せっかくのお手入れが台無しです。
使用前には説明書をよく読み、正しい使い方をマスターしてください。正しい使い方こそが、美肌への第一歩です。
肌の改善目的に合った美容液を選ぼう
あなたに最適の美容液は決まりましたか。
健康なお肌は弱酸性です。お肌の状態は食べ物やストレスによってアルカリ性に傾きますが、洗顔によってもアルカリ性に傾きます。洗顔後のお肌を弱酸性に整え、キープし続けるのがWASSERのラインナップです。
弱酸性のお肌は、肌のバリア機能がアップし、肌トラブルを防止することが可能となります。あなたも弱酸性の健康なお肌を目指しませんか。
WASSERの商品は無添加・オイルフリーなので、安心してお使いいただけます。
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。