【専門家監修】肌が乾燥するとシミになりやすい?原因やおすすめのケア方法も解説
「シミの原因って紫外線以外に何があるの?」
「肌が乾燥するとシミになりやすいって本当?」
「すぐにできるおすすめのシミ対策が知りたい!」
このように、突然顔や手の甲にシミができてしまい戸惑っているという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、シミの種類やその原因についてご説明しています。また乾燥が原因でできるシミを防ぐための対策やおすすめのケア方法についてもご紹介しています。
この記事を読むことで、自分の顔や手の甲にできてしまったシミの原因について知ることができます。また、適切なケアを行うことで今後新しいシミが発生しないよう対策することもできるでしょう。
シミに悩まない美しい肌を手に入れたいと思っている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。
シミにはどんな種類がある?
顔や手の甲にできてしまったシミで悩んでいるという方、多いのではないでしょうか。シミは、大まかに分けても6種類ほどあると言われています。
たとえば、多くの方が悩まされるのが老人性色素班という種類のシミです。このシミは、日光が原因で生じ、一般的には中年以降に顔や手などに発生します。またその他にも、女性ホルモンが原因ではないかと言われる肝斑や、そばかすもシミの一種とされています。
出典:シミの種類|むやスキンクリニック
参照:https://muyaskinclinic.jp/service/shimi_02/
シミの原因となるもの
シミにはさまざまな種類があり、その種類に応じて原因が異なります。では、どのようなことが原因でシミは発生するのでしょうか。次はシミの原因についてご説明していきます。
また、シミの原因を知ることはシミの予防や再発にもつながります。シミ対策をするためには、まずは自分の体にあるシミの種類とその原因について知ることが大切です。
紫外線の影響
シミができてしまう原因の1つが、紫外線です。肌が紫外線の影響を受けると、肌を守るためにメラニンという色素が生成されます。基本的に、このメラニンはターンオーバーにより排出されていくと言われています。
しかし、紫外線を浴びすぎてしまったり、肌環境が乱れていたりするとメラニンの排出が適切に行われなくなってしまいます。その結果メラニンが肌に残ってしまい、それがシミになるのです。
そのため、シミの予防には日ごろから日焼け止めを塗るなどして、紫外線を浴びすぎないようにすると良いでしょう。
出典:シミの原因|大阪梅田 心斎橋 フェミークリニック
参照:https://femmy.osaka.jp/shimi/cause/
乾燥によるもの
うるおいのある肌をキープするために大切な働きのことを、肌のバリア機能と言います。しかし肌が何かしらの原因で乾燥してしまうと、肌のバリア機能は低下してしまうのです。
そしてバリア機能が低下した肌は、紫外線など外からの影響を受けやすくなってしまいます。そのため、シミの予防には日々のスキンケアで肌を乾燥から守るようにすると良いでしょう。
出典:美容コラム|はなふさ皮膚科
参照:https://mitakabiyou.com/column/dry-skin
ホルモンバランスの変化
女性の場合は、ホルモンバランスの変化もシミの原因と言われています。女性ホルモンの1つであるプロゲステロンは、メラニンをつくることを促進する働きを持っているのです。
またプロゲステロンは排卵後2週間や妊娠期間中に多く生成されます。そのためこの時期は、いつも以上に紫外線の影響でシミができやすくなるので注意が必要です。
出典:シミの原因|大阪梅田 心斎橋 フェミークリニック
参照:https://femmy.osaka.jp/shimi/cause/
乱れた食生活
乱れた食生活は肌の調子を悪くしてしまいます。そして肌の調子が悪くなることは、肌の回復力を低下させることにもつながり、シミの原因になるのです。
また、食生活が乱れると血液の循環も悪くします。そしてメラニンの排出が適切に行われなくなり、シミが発生してしまう原因にもなるでしょう。そのため栄養バランスの整った食生活をすることもシミ対策になると言われています。
出典:しみ(シミ)|広尾 リセルクリニック
参照:https://www.recell-clinic.com/condition/shimi
ストレス
ストレスはホルモンバランスの乱れや肌の回復力の低下につながります。そしてそれはシミの原因にもなるでしょう。
また、睡眠不足も肌には良くありません。睡眠は肌の健康を保つためにとても重要で、質の良い睡眠は成長ホルモンを分泌します。成長ホルモンは、肌の再生を促すと言われているのです。
そのため、肌の調子が悪いと感じた場合は、まずはストレスや睡眠不足ではないかと考えてみるのも良いでしょう。
出典:しみ(シミ)|広尾 リセルクリニック
参照:https://www.recell-clinic.com/condition/shimi
出典:最適な睡眠時間〜肌のゴールデンタイム|相澤皮フ科クリニック
参照:http://www.aizawa-hifuka.jp/acnecare/acnecause/sleep/prime-time/
シミができやすい場所
シミは顔や手の甲などできやすい場所があり、その場所ごとにシミができてしまった原因が異なります。次は、シミができやすい場所についてご説明していきます。
シミができた場所とその原因について知ることは、今後の予防法を考える際にとても大切になっていきます。自分にできたシミの場所や原因をつきとめ今後の予防につなげていきましょう。
出典:シミの部位によって原因や治療法は変わる?|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/brownspot-part/
くちびる
顔にできるシミと言うと、頬の部分や目元にできるイメージがあるという方も多いでしょう。しかし、実はくちびるにもシミはできます。
くちびるにできるシミは、小さなほくろのようなものです。またくちびるにできるシミの原因は、紫外線や化粧品による色素の沈着と考えられています。
くちびるのシミを予防するためには、肌同様に紫外線ケアそして化粧品のクレンジングをしっかり行うことが大切です。
出典:唇のシミ|スキンクリニック研究室
参照:https://www.oracleclinic.jp/lab/shimi/bui/lips/
目元
目元はシミがでやすい場所の1つです。目元の皮膚はとても敏感です。そのため、紫外線の影響を感じやすい場所でもあります。
また目元をこすってしまう癖がある人は、目元にシミがでやすいとも言われています。目元にシミがあるという方は、まずは目元をこするのをやめ、外部からの刺激を与えないようにすると今後の予防につながるでしょう。
出典:シミの部位によって原因や治療法は変わる?|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/brownspot-part/
ひたい
眉毛から髪の生え際までの部分であるひたいにも、シミはできます。そして、この部分のシミの原因はホルモンバランスの乱れやストレスであることをご存じでしょうか。
ストレスが溜まると、体の中のビタミンが減少していきます。そしてビタミン不足はシミの原因にもなるのです。ひたいにシミがあると気付いた際は、ビタミンを積極的に摂取したり、ストレス発散をしてみたりすると良いでしょう。
出典:シミの部位によって原因や治療法は変わる?|ルシアクリニック
参照:https://lucia-c.com/skin/column/brownspot-part/
乾燥によるシミを防ぐための対策
シミを防ぐためには、まずは紫外線対策が重要です。日焼け止めを塗るなど紫外線ケアを日ごろから行うことでシミを防ぐことができるでしょう。
また、シミを防ぐためには乾燥対策をすることも必要です。乾燥した肌はシミができやすい肌環境になってしまいます。肌の乾燥はシミ以外にもさまざまな肌トラブルの原因ともなるでしょう。
次は肌の乾燥が原因で生じてしまうシミを防ぐための方法についてご紹介します。肌を乾燥から守り、今後新しいシミができにくい肌をつくっていきましょう。
出典:美容コラム|はなふさ皮膚科
参照:https://mitakabiyou.com/column/dry-skin
良質な栄養素でインナーケアをする
肌を乾燥から守ると言うと、保湿対策などが思いつくでしょう。しかし、乾燥しない肌そしてシミができにくい肌をつくるためには、体の中からのケアも重要になってきます。
規則正しい食生活を行い良質な栄養素を体に与えることで、肌の調子を整えシミをできにくくすることができます。次は、肌の調子を整えてくれる栄養素についてご紹介します。
出典:美容コラム|はなふさ皮膚科
参照:https://mitakabiyou.com/column/dry-skin
ビタミン類
ビタミン類は、シミ対策のために積極的に摂取していきたい栄養素の1つです。
特にビタミンCは、多くのシミの原因として考えられているメラニンがつくられるのを抑えることができます。また、シミを薄くする効果もあると言われています。その他に、ビタミンAやビタミンEなどもシミ対策に良いとされています。
出典:本気のシミ対策は身体の内側から!シミに効く栄養素や食べ物について医師が解説|CLINIC FOR
参照:https://www.clinicfor.life/articles/beauty-006/
たんぱく質
良質なたんぱく質も、肌の健康を保つためには大切な栄養素です。
皮膚の角質細胞はたんぱく質で形成されています。そのためたんぱく質が不足すると、体や顔が乾燥してしまいます。乾燥しにくい肌をつくるためにも、たんぱく質を日ごろの食事でしっかり摂取するようにしましょう。
出典:肌の乾燥対策!保湿効果のある食べ物で内側から改善|札幌シーズクリニック
参照:https://ci-z.jp/info/skin/moisturizing-effect-food/
コラーゲン
コラーゲンは、たんぱく質の一種です。
コラーゲンを摂取することは、肌の弾力や骨の強化につながります。また肌の新陳代謝にも大きく関わっていると言われています。そのためコラーゲンを摂取することは、直接的ではないもののシミ対策や予防にもなるでしょう。
出典:コラーゲンでシミを防ぐ|スキンクリニック研究室
参照:https://www.oracleclinic.jp/lab/shimi/prevent/collagen/
正しいスキンケアをする
乾燥によるシミを防ぐためには、インナーケア以外にも日ごろのスキンケアが重要です。肌をゴシゴシと力を入れて洗ったり、正しい保湿を行ったりしていないという方もいるのではないでしょうか。
そのような間違ったスキンケアは、肌を痛めてしまい、結果シミの原因となっている場合があります。
次は、正しいスキンケアの方法についてです。正しいスキンケアの方法を学び、シミ対策をしていきましょう。
出典:やっていませんか?しみの原因!!NG洗顔。|神戸アカデミアクリニック
参照:https://www.kobe-academia.com/biyouhifu/column/1243/
洗顔するときのコツ
洗顔は肌を痛めないよう優しく行いましょう。泡立てネットなどでまず泡をたててから、優しく肌を泡で包み込むように洗うのがおすすめです。
また、熱いお湯や冷たい水は肌に刺激を与えてしまうので避けるようにし、ぬるま湯で洗うようにしましょう。
出典:やっていませんか?しみの原因!!NG洗顔。|神戸アカデミアクリニック
参照:https://www.kobe-academia.com/biyouhifu/column/1243/
保湿はしっかり行う
肌が乾燥しないように、普段のスキンケアで保湿ケアをしっかり行うことも大切です。また日々の保湿ケアにプラスして、時にはコットンパックなどでスペシャルケアをするのも良いでしょう。
保湿ケアは、毎日の積み重ねです。毎日しっかりと行うことでシミ対策にもつながっていきます。
出典:きれいにシミを取る&シミ予防する方法とは|美容皮膚科 タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pigmented/139072/#toc-4
日焼け止めで肌を守る
シミ対策をするためには、外出する際は日焼け止めを忘れずに塗るようにしましょう。日焼け止めを塗ることで肌を紫外線から守ってくれます。また、日焼け止めを塗る際は、肌が乾燥しないように保湿ケアをしてから塗るようにしましょう。
なかには日焼け止めは夏しか使わないという方もいるでしょう。しかし夏以外の季節でも肌は紫外線の影響を受けることがあります。新しいシミをつくりたくないのであれば、日焼け止めは通年で使うようにしましょう。
出典:きれいにシミを取る&シミ予防する方法とは|美容皮膚科 タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pigmented/139072/#toc-4
保湿をして乾燥によるシミを防ごう
シミの大きな原因は紫外線と乾燥だと言われています。肌が乾燥してしまうと肌環境が乱れ、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。
そのため、シミを防ぐにはまずは日ごろの保湿ケアをしっかり行うことが大切です。その上で、日焼け止めなどを使い紫外線ケアを行うようにしましょう。
また、シミ対策は日々の積み重ねです。日ごろのスキンケアや生活リズムを今一度見直し、乾燥知らずシミ知らずの美肌を手に入れましょう。
出典:きれいにシミを取る&シミ予防する方法とは|美容皮膚科 タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pigmented/139072/#toc-4
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。