【専門家監修】化粧水で顔が赤くなる?ヒリヒリした時に今すぐ出来る対処法を紹介
「化粧水を使うと肌が赤くなるのはどうして?」
「化粧水で肌荒れを起こした時はどうすれば良い?」
「トラブルのない美しい肌に憧れる」
このように、肌の悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
肌が綺麗だと気持ちが前向きになるため、日常生活が楽しくなりますが、悩みを抱えたままでいると自信が持てず、余計に肌へ負担がかかることにもなりかねません。
本記事では、化粧水を使った時に顔が赤くなる原因や、痛みを感じた時の対処法、肌トラブルを防ぐ方法などを紹介しています。
本記事を読むことで、化粧水で肌荒れした時の解決法や、肌荒れを予防する秘訣などが網羅出来るため、今後鏡を見て悩むことも少なくなるでしょう。
今、肌で悩んでいる方や、化粧水についての情報を知りたい方は、この記事をぜひ参考にしてください。
化粧水で顔が赤くなる原因とは
これまで、化粧水で顔が赤くなったことがあるという方は、その原因を知りたいと考えているのではないでしょうか。
化粧水で顔が赤くなることには、考えられるいくつかの要因があります。また、心当たりがなくても、生活環境や普段のスキンケアが原因ということもあります。
顔の赤みや痒みの症状を繰り返さないためにも、原因を追求して美肌を目指しましょう。
肌のバリア機能が低下している
肌が乾燥しやすい、あるいはエアコンやホコリなど、外からの刺激に過敏に反応しやすいという体質の方は、化粧水で顔が赤くなりやすいでしょう。
生活習慣やスキンケア、アレルギーなどの様々な要因から、肌の機能が低下している可能性があります。
出典:肌のバリア機能とは?低下の原因「肌荒れ」との関係を解説。|札幌シーズクリニック
参照:https://ci-z.jp/info/skin/skin-barrier-function/
摩擦による肌の損傷
新型コロナウイルス感染症の影響で、一年中マスクを使用する方は多いでしょう。
しかし、肌が敏感な方は、マスクの素材が肌に損傷を与えることがあります。着用する際には適切な使い方が必要です。
出典:マスクによる皮膚炎(マスク肌荒れ)|古河いけがき皮膚科
参照:https://ikegaki-hifuka.com/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E7%9A%AE%E8%86%9A%E7%82%8E
紫外線による肌の損傷
肌は、紫外線を受けると細胞に悪影響を与えます。個人差がありますが、肌が赤くなる、炎症を起こすなど症状は様々です。紫外線は、シワやたるみ、シミ、そばかすなどの原因となるでしょう。
出典:紫外線の肌への影響|日本化粧品工業連合会
参照:https://www.jcia.org/user/public/uv/affect
エアコンによる空気の乾燥
エアコンを長時間使用すると室内が乾燥しやすくなるため、十分に加湿対策する必要があります。
加湿器を活用するなどの対策がおすすめです。空気の乾燥を防ぎ、肌が悪影響を受けることを防ぎましょう。
出典:冬に増える乾燥肌!対策や予防方法について|はなふさ皮膚科
参照:https://mitakabiyou.com/column/winter
スキンケアをやりすぎる
洗顔やクレンジング、ピーリングなど、スキンケアのやりすぎが原因で顔が赤くなることがあります。
洗顔やクレンジングは、必要以上に行うと余分な皮脂まで洗い落としてしまうため、乾燥肌に繋がります。
また、ピーリングには肌の周期を整える効果がありますが、角質を取りすぎることで肌のバリア機能の低下を引き起こし、逆に肌への強い刺激になる場合もあるため、注意が必要です。
出典:ひたちなかでピーリングなら|ひたちなか中央クリニック
参照:https://hitachinaka-clinic.com/column08.html
化粧品成分へのアレルギー反応
化粧品の成分にアレルギー反応を起こして、肌が赤くなることがあります。
化粧水の他には、クレンジングやアイシャドウ、リップクリームなども原因になり得ます。何にアレルギー反応が出ているか不明確な場合は、病院で調べてもらうのも良いでしょう。
出典:皮膚の病気 / 09化粧品かぶれ|雑色皮フ科
参照:https://www.zoushikihifuka.com/disease_09.html
化粧水で肌がヒリヒリする時の対処法
化粧水で肌がヒリヒリする時は、バリア機能が低下している可能性があります。
刺激を与えないようにやさしくケアし、症状を緩和させることが大切です。以下で、肌の赤みを落ち着かせる7つの対処法を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
肌を冷やして症状を抑える
肌を冷やして症状を抑えることで、赤みが沈静化することがあります。肌に保冷剤などを当てて冷やしましょう。
また、痒みがある場合、掻いてしまうと症状が悪化してしまうため、むやみに触れないようにしてください。炎症を抑えて刺激を与えないことが大切です。
刺激を与えないようにする
アレルギー物質や熱いお湯など、刺激があるものを肌に近づけないようにしましょう。
例えば、ダニや花粉などのアレルゲン物質に肌が反応して赤くなることがあります。掃除をこまめにして、部屋が綺麗な状態を維持しましょう。
摩擦しないようにやさしく洗顔する
洗顔やクレンジングをする時は、なるべく刺激を起こさないようにやさしく洗い上げましょう。
力強く擦ったり何度も洗ったりすると、摩擦が生じて症状悪化の原因になります。自分のメイクに合わせたスキンケアを選んで使うことも効果的な方法です。
敏感肌専用の化粧品を使う
肌が赤くなる時は、炎症を起こしやすい状態であるため、肌にやさしい敏感肌専用の化粧品を使用しましょう。
敏感肌専用の化粧品は、保湿力が高く刺激の少ないタイプがおすすめです。化粧水は、潤いのあるタイプに変えると効果的でしょう。
スキンケアはシンプルにする
スキンケアは最低限にとどめ、過剰にケアするのは避けましょう。
スキンケア成分がバリア機能を低下させ、乾燥などの症状悪化の原因になることがあります。とくに、アルコール成分の含まれているスキンケアは、肌への刺激になる可能性があるため十分に見極めることが大切です。
肌の赤みやヒリヒリする痛みがひいて症状が改善するまでは、シンプルな方法にとどめておきましょう。
保湿ケアをしっかりする
保湿ケアを徹底することで肌のバリア機能が高まるため、症状が出にくい健康な肌に整えられます。
化粧水などは、成分バランスが取れたものを選択し、肌に水分を行き渡らせることを心がけてください。保湿効果だけではなく、刺激にやさしいタイプを選択することで肌トラブルを和らげることが出来るでしょう。
外出する時は紫外線対策を忘れずに
外出する時は、日焼け止めや日傘・ツバ付き帽子などを使用し、紫外線対策を徹底しましょう。
紫外線は肌の乾燥の原因となるため、予防が大切です。肌が弱っている時は、低刺激タイプの日焼け止めを使うことで、肌への負担が抑えられます。
化粧水による肌トラブル改善策
肌トラブルが起きた時の改善策を知っておくと、化粧水によるヒリつきや赤みが出た時にも慌てずに済みます。
改善策にはスキンケアだけではなく、生活習慣が大きく関わるため、普段から意識しておきましょう。
ここからは、化粧水による顔の赤みを改善する方法を3つ紹介します。これを機に、普段の生活を見直してみてください。
正しいスキンケア方法を身につける
顔が赤くなる、ヒリヒリする原因は肌バリア機能の低下でしょう。まずは、正しいスキンケアで肌バリアの機能を正常に整えましょう。
クレンジングの際は、口や目などにはポイント部分専用のものを使う、ぬるま湯で洗い流す、化粧水はハンドプレスするなどを意識すると効果的です。
出典:正しいスキンケア|ふじもと皮膚科クリニック
参照:https://fujimoto-derma.com/medical/skincare.html
化粧品を見直す
使っている化粧品が自分の肌に合っているものか、今一度よく考えましょう。とくに、化粧品の成分や内容を確認して、肌バリア機能に効果的なものであるかをよく調べることが大切です。
こまめに紫外線対策をする
紫外線は肌に炎症などのダメージを与えます。
日焼け止めクリームをつける、日傘の利用、紫外線カット効果がある化粧品を使うなど、こまめな紫外線対策をして肌を健やかに保ちましょう。
規則正しい生活習慣を心がける
肌荒れを予防するためには、睡眠をしっかりとるなど、規則正しい生活習慣を心がけましょう。
生活習慣が乱れると肌のターンオーバーが正常に働かなくなるためです。ターンオーバーが乱れると肌のバリア機能が衰えて、肌の調子が悪くなります。
肌を好調にするためには食事の栄養バランスも大切です。偏りないようバランス良く摂取することで、綺麗な肌が期待できるでしょう。
肌トラブルの原因を知る
肌トラブルの原因を追求して、問題を未然に防ぎましょう。肌トラブルには、生活習慣の乱れや適切でないスキンケアなど、様々な要因があります。
肌荒れのきっかけを振り返って、何が原因になっているのかを普段から知っておくことが重要です。
化粧水で顔が赤くなる原因を知って正しいスキンケアをしよう!
この記事では、化粧水で顔が赤くなる時の対処法や原因についてご紹介しました。化粧水を使って顔が赤くなる、ヒリヒリするなどの異常がある時は、様々な原因が考えられます。
症状悪化を防ぐためには、早めに原因を追求する必要があるでしょう。正しいスキンケアを心がけることで、肌の症状を和らげることができます。
普段の生活では肌を意識した習慣を取り入れましょう。スキンケアだけでなく、食生活や睡眠環境を整えることでトラブルを未然に防ぐことができます。
肌にトラブルがなく好調だと、気持ちが前向きになり自信がつきます。自然とお洒落や生活が楽しくなるでしょう。
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。