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【専門家監修】グリセリンの美容効果とは?特徴や化粧品を使う際の注意点も紹介

「グリセリンが入っている化粧品って美肌効果があるの?」
「グリセリンって安全な成分なの?」
「どんな肌タイプの人でも使って大丈夫?」
自分の肌に合った化粧品を探している人の中には、グリセリンが入っているものを見て、どういった美容効果があるのか知りたいという人もいるでしょう。

 

この記事では、グリセリンの特徴や種類、美容効果のほか、使用する際に注意した方がよいポイントについても紹介しています。

 

グリセリンがどういったものか把握しておけば、化粧品選びの参考になるでしょう。また、自分の肌の状態によっては、グリセリンが入っていないものを使った方がよい場合もあるので、この記事を読んでおけば役に立ちます。

 

肌に合った化粧品を探している人は、本記事をチェックしてみてください。

グリセリンの特徴

グリセリンは大きく2つに分けられ、合成グリセリンという石油が原料になっているものと、植物性グリセリンという油脂が原料になっているものがあります。

 

化粧品だけでなく、保存料や甘味料としても使われることがあるグリセリンには、肌をしっとり柔らかくする保湿作用があるので、保湿剤や柔軟剤として使われています。

 

出典:ベビー用スキンケアアイテムは本当に安全?赤ちゃんのスキンケアで気になることといえば…| WASSER(バッサ)公式通販サイト のブログ
参照:https://www.wassershop.jp//blog_cat/body-mist/

グリセリンの化粧品成分における美容効果

グリセリンは、肌の奥まで浸透するので保湿効果が長く続き、肌も柔らかくなるでしょう。そのため、多くの化粧品に用いられています。

 

また、グリセリンは食品添加物として使用されることもあるので、体に取り込んでも刺激は少ないでしょう。

 

出典:食品由来の成分のみを使用|WASSER(バッサ)公式通販サイト のブログ
参照:https://www.wassershop.jp//blog_cat/body-mist/

保湿効果がある

グリセリンの保湿効果は、肌の水分を保つだけではありません。外からの水分を引き寄せ、肌に取り込むという力も持ち合わせています。

 

グリセリンのとても小さい分子が肌の奥深くまで浸透し、その効果を長時間持続してくれるでしょう。さらに、肌のバリア機能を高める効果や肌を柔らかくしてくれる効果も見込めます。

 

そのため、肌荒れや乾燥肌でもしっとりとうるおい、柔らかな肌になるでしょう。

刺激が少ない

いくら保湿効果が高くても、乾燥肌や敏感肌の人が使用する時にピリピリと痛みがあっては使えません。その高い保湿効果から、グリセリンは多くの化粧品に含まれていますが、人の体に対して刺激が少ない点も成分に用いられる理由の1つです。

 

皮膚や目への刺激が少ないので、普通肌の人だけでなく、乾燥肌や敏感肌の人、肌荒れをしている人でも、グリセリンが入った化粧品であれば使用できるでしょう。

グリセリンの安全性について

グリセリンの安全性の高さは、これまで長期間に渡って行われてきた試験から分かっています。皮膚や目への刺激性が少なく、アレルギーを引き起こしたという報告もないため、安心して使用できる成分です。

 

化粧品としてだけでなく、医薬品や食品、赤ちゃん用の製品などにも使用されていることから、グリセリンは安全性の高いものであることが分かります。

グリセリンの種類について

グリセリンには、植物性のものと合成のものの2種類があります。それぞれで向いている製品が異なるため、どの製品にどちらのグリセリンが使用されているのか、見ていきましょう。ここから、グリセリンの種類を詳しく紹介していきます。

植物性のグリセリン

化粧品に使われることが多い植物性のグリセリンは、ヤシ油などの植物油を分解、精製したものです。植物油から取れるので肌にやさしく、また、安価で手に入れやすいので気軽に使えます。

 

しかし、植物性のグリセリンには不純物が混ざりやすく、劣化しやすいという面があります。純度が確保しにくいため、医薬品には向いていません。

合成のグリセリン

合成グリセリンは石油由来のもので、植物性グリセリンと比べると精製の度合いが高くなります。不純物が少ないうえ、純度が高く劣化しにくいことから、化粧品よりも医薬品に使われています。

 

石油由来ということで体に良くないというイメージがありますが、医薬品に使われていることから体への影響は少ないでしょう。

グリセリンの化粧品を使う際の注意点

低刺激で保湿力のあるグリセリンを使った化粧品は、肌にうるおいを与えるため、敏感肌や乾燥肌でも使えますが、注意しなければいけない点もあります。

 

ここから、グリセリン含有の化粧品を使用する際の注意点について詳しく説明していきます。

アクネ菌を増殖する可能性がある

毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が増殖することで炎症を起こし、ニキビができます。ニキビのもとであるアクネ菌はグリセリンを栄養とするため、グリセリンが入っている化粧品を使用するとアクネ菌が増殖しやすくなる可能性もあります。

 

ニキビができている時やオイリー肌の人は気をつけましょう。

 

出典:ニキビの発生|ひまわり皮フ科
参照:http://www.ikumeikai.tokyo/himawari/hmwr_explanation/hmwr_skin/hmwr_nikibi

石鹸の透明化にも使用されている

不透明な石鹸を透明にする際にも用いられているのが、グリセリンの成分です。

 

石鹸は弱アルカリ性のため、肌の油分や老廃物をしっかり落としますが、必要な皮脂まで落としてしまう可能性があります。乾燥肌の人や皮膚に炎症を起こしやすい人は、注意しましょう。

グリセリンの美容効果を知ろう

保湿効果の高いグリセリンは、肌にうるおいと柔らかさを与えます。

 

乾燥が気になる人や肌への刺激を気にする人は、グリセリンが入っている化粧品を使用しましょう。成分が肌の奥深くまで浸透し、しっとりした肌へ導きます。自分の肌に合ったものがどういったものなのか、しっかりと確認して化粧品を選ぶようにしましょう。

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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