【専門家監修】敏感肌の洗顔をするときのポイントとは?ソープの選び方も解説!
「敏感肌で、洗顔するときの刺激が心配」
「敏感肌に優しい洗顔の方法が知りたい」
「洗顔料の種類ってどう選べばいいの?」
このように、敏感肌の方は洗顔に関する悩みや不安があるのではないでしょうか。
本記事では、敏感肌の特徴や敏感肌の方が洗顔をするときに注意しておきたいポイント、洗顔料を選ぶときに参考にしてほしいポイントを紹介します。
この記事を読むことで、敏感肌に適した洗顔料の選び方や、敏感肌に優しい洗顔の仕方を理解することができます。その知識をもとに、自分に合った洗顔料や洗顔方法を模索することができるため、敏感肌の方でも安心して洗顔を行うことができるでしょう。
敏感肌で洗顔についてお悩みの方は、ぜひこの記事をチェックしてください。
敏感肌の特徴とは?
敏感肌とは、紫外線やハウスダストなどの外部からの刺激で肌の炎症を起こしやすくなっている状態のことを指します。健康な肌に比べて肌のバリア機能が低下している状態のため、刺激に敏感に反応して肌トラブルが起きやすいです。
敏感肌になる要因は、体質やストレス、紫外線など様々なものが考えられています。化粧品やスキンケア用品が肌に合っていないことで引き起こされる場合も多いです。
肌トラブルを防ぐためには、適切なスキンケアをするのが良いでしょう。自分に合ったスキンケアの方法で刺激を抑えながら肌の環境を整え、肌のバリア機能を高めることが大切です。
敏感肌向け洗顔料の4つの種類
敏感肌向けの洗顔料には、種類があります。それぞれ特徴や使用感が異なっているため、自分に適したものを探しましょう。
ここでは、洗顔料の種類を4つ紹介します。それぞれの特性を把握して、自分に合うかどうかを考えてみてください。
フォームタイプ
フォームタイプは、クリームやペースト状の洗顔料です。チューブに入ったタイプのものが多く見られます。
特徴としては、種類が多いところがポイントです。様々な種類の中から、自分の肌質に合ったものを選択することができます。また、泡立ちやすいため使いやすいところも良い点といえるでしょう。
しかし、フォームタイプの洗顔料には界面活性剤が多く含まれているものがあることに注意しましょう。洗浄力は上がりますが、肌に刺激を与えてしまう可能性があります。
固形タイプ
固形の石鹸タイプの洗顔料は、古くから存在している洗顔料です。
添加物が少ないタイプのものもあり、肌の油分を奪いにくいため、肌への負担を減らしたい方におすすめできます。
トレイに入れて保管する際には、水気を良く切っておくことを忘れないようにしましょう。
泡タイプ
泡タイプの洗顔料は、泡の状態で出てくるのでそのまま使用することができます。泡立てることが苦手な人は使用しやすいでしょう。
出てくる泡はきめ細かく、肌の摩擦を軽減する効果があります。摩擦が気になっている方は使用を検討してみると良いでしょう。
パウダータイプ
パウダータイプの洗顔料は、酵素が含まれているタイプのものが多いです。毛穴の汚れや黒ずみ、角質などの汚れが気になる方におすすめできます。
しかし、毎日使用すると乾燥肌を起こしてしまう場合もあります。使用感や使用方法には気をつけて選択するようにしましょう。
敏感肌の洗顔するときのポイント
洗顔をするときは、ただ顔を洗えば良いというわけではありません。洗顔時に気をつけたいポイントというものがあります。
敏感肌の人向けに、洗顔するときのポイントを5つ紹介します。これらのポイントをしっかり押さえて、洗顔を行ってみましょう。
- 顔をあらかじめぬるま湯で濡らす
- しっかり泡立てる
- 皮脂の多い部分から洗う
- 15~20回ほど洗い流す
- タオルで押さえるように拭く
顔をあらかじめぬるま湯で濡らす
まずは、顔をぬるま湯で濡らしましょう。直接洗顔料を顔につけると、洗顔料を伸ばすときに摩擦が生じてしまいます。肌への負担になってしまう可能性があるため、あまり良いとは言えません。
また、「ぬるま湯」というところもポイントです。冷たい水だと毛穴が閉じてしまい、毛穴汚れを十分に取ることができなくなってしまいます。逆にお湯であっても皮脂を落としすぎてしまうため、注意しましょう。
しっかり泡立てる
洗顔時の摩擦を無くすためには、しっかり泡立てることが大切です。泡立てネットを使って、きめ細やかな泡を作りましょう。
また、泡立てると空気が入るため、肌に密着して汚れを落としやすくなります。十分にきれいに洗うためにも、洗顔料の泡立ちは気にしておきたいポイントです。
皮脂の多い部分から洗う
洗顔を始める際は、Tゾーンと呼ばれる額から鼻にかけての部分から泡を乗せていきましょう。ここは皮脂が多いとされている部分です。力を入れすぎないように、優しくくるくると洗いましょう。
15~20回ほど洗い流す
洗い流すときはぬるま湯で、すすぎ残しがないように心がけてください。泡が残っていると肌に負担をかけてしまいます。何度か念入りに洗い流しましょう。
特に小鼻のきわ、フェイスライン、髪の生え際などはすすぎ残しの多い部分になります。流し終わったと思っても、確認することがおすすめです。
タオルで押さえるように拭く
洗い終わりの際は、清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取りましょう。タオルでゴシゴシこすってしまうと、摩擦が起きてしまいます。柔らかなタオルで優しく押さえることがポイントです。
敏感肌の人が洗顔料を選ぶ5つのポイント
洗顔の仕方も大切ですが、どの洗顔料を使うかも敏感肌の方にとっては大切なポイントです。自分に適していない洗顔料を選んでしまうと、場合によっては肌のバリア機能を低下させてしまうことになります。
ここでは、敏感肌の方が洗顔料を選ぶ際に留意したい5つのポイントを紹介します。これらのポイントを参考にして、ぜひ納得のいく洗顔料選びをしてください。
- 低刺激のものを選ぶ
- 自分に合った成分のものを選ぶ
- 保湿成分入りのものを選ぶ
- 洗浄力が強すぎないものを選ぶ
- 洗顔料のタイプで選ぶ
1:低刺激のものを選ぶ
敏感肌の方は、低刺激性の洗顔料を選ぶことをおすすめします。肌のバリア機能が低下しているとき、洗顔料によっては肌に刺激を与えてしまい、肌への負担になってしまう場合があります。
パッケージをよく確認して、肌に優しい低刺激のものかどうかを判別してください。
2:自分に合った成分のものを選ぶ
洗顔料の成分は注目しておきたいポイントです。肌の性質は人によって異なり、乾燥肌や脂性肌など様々なパターンがあります。それぞれに適した洗顔料があるため、自分の肌質を考慮して選択することが大切です。
敏感肌の人は特に、一般的な洗顔料に含まれている成分でも肌に負担となってしまう可能性があります。成分はよく確認してから使用するようにしてください。
敏感肌の方が選ぶ洗顔料は、無添加のものがおすすめです。着色料や酸化防止剤など、添加物が含まれていないことを重視することも良いでしょう。
出典:無添加&オイルフリーのやさしさ|WASSER(バッサ)
参照:https://www.wassershop.jp//concept/
3:保湿成分入りのものを選ぶ
敏感肌は乾燥によって引き起こされる場合があります。そのため、乾燥対策のできる洗顔料を選択すると敏感肌にも優しいです。
挙げられる成分としては、「ヒアルロン酸」、「ソルビトール」、「アミノ酸」などがあります。それらの成分が含まれているかどうかに注目してみることがおすすめです。
出典:乾燥肌・敏感肌の原因|美容皮膚科|東京ミッドタウン皮膚科形成外科ノアージュ(Noage)
参照:https://www.noage-amc.com/menu/skin/dryskin.html
出典:成分へのこだわり|WASSER(バッサ)
参照:https://www.wassershop.jp//concept/
4:洗浄力が強すぎないものを選ぶ
洗浄力の強い洗顔料を使ってしまうと皮脂が取れすぎてしまい、敏感肌にはあまり良くない可能性があります。つまり、洗浄力に気をつけて洗顔料を選択することが大切です。
肌は保湿された状態のまま、汚れを適度に取り除いてくれるものを選びましょう。
5:洗顔料のタイプで選ぶ
先に述べたように、洗顔料にはフォームタイプや固形タイプなど、様々な種類があります。それらの特徴を把握した上で、自分の肌質に合ったタイプを選択すると良いでしょう。
また、洗顔は毎日行うものですから、自分にとって使いやすいタイプのものを選ぶことをおすすめします。泡立てが苦手ならば泡タイプ、自分でしっかり泡立てたいならばフォームタイプや固形タイプ、といったような方法で選択が可能です。
正しい方法で敏感肌の洗顔をしよう
洗顔はスキンケアをする上で、とても大切な役割を果たしています。特に敏感肌の人は、自分に合った洗顔料を選んだり、重要なポイントを意識しながら洗顔を行ったりすることが大切です。
自分の肌質を理解し、肌への負担を軽減する正しい方法で洗顔を行いましょう。
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。