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【専門家監修】白ニキビができる原因とは?治療方法についても解説

「白ニキビがよくできるけどどうして?」
「ニキビはどう治療すればよいの?」
ニキビがよくできるという方や、治療方法に疑問や不安を抱えている方は少なくないのではないでしょうか。

 

本記事ではニキビの種類や白ニキビができる原因、白ニキビがひどくなるとどうなるのか、ニキビの治療方法やニキビができてしまったときに注意すること、予防するスキンケアなどを紹介しています。

 

この記事を読むことで、ニキビには種類があることや、白ニキビについての理解を深められるでしょう。白ニキビを予防する方法を身につけ、また白ニキビができたときにも適切な対処ができるようになります。

 

白ニキビができやすくて悩んでいる方、ニキビの予防方法や治療方法を知りたいという方は、ぜひご覧になってみてください。

ニキビの種類

ニキビはその状態によって、4つの種類に分けられます。

 

白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、の4つの種類です。原因によってニキビの種類が分かれるのではなく、状態によって分かれるということに注意してください。もしニキビができているなら、そのニキビの色を確認することで、現在ニキビがどういう状態なのか分かります。

 

出典:にきびとは?|斉藤皮フ科クリニック
参照:http://saito-hifuka.com/_m/acne/

炎症がない状態のニキビ

炎症がない状態のニキビとは、白ニキビと黒ニキビのことです。またこの他に、白ニキビになる前の段階のマイクロコメド(微小面ぽう)と呼ばれる状態のニキビもありますが、マイクロコメドは目に見えないため、一見してニキビと気づくことはないでしょう。

 

炎症がない状態のニキビは、まだ初期状態のニキビと言えます。マイクロコメドが白ニキビになり、白ニキビが酸化すると黒ニキビに変化します。ニキビを綺麗に治すには、この段階で治すことが重要になるでしょう。

 

出典:にきびとは?|斉藤皮フ科クリニック
参照:http://saito-hifuka.com/_m/acne/

炎症を起こしている状態のニキビ

白ニキビができてから放置して炎症を起こしてしまうと、炎症を起こしている状態のニキビである赤ニキビや黄ニキビになります。この段階のニキビから、かゆみや痛みを感じるようになるでしょう。

 

まずニキビが炎症を起こした状態が赤ニキビで、その後膿がたまると黄ニキビに色が変化します。この段階までくると治ってもニキビ痕が残ってしまう可能性があるため、できるだけ早めに、適切に治療する必要があるでしょう。

 

出典:にきびとは?|斉藤皮フ科クリニック
参照:http://saito-hifuka.com/_m/acne/

白ニキビができる原因とは?

白ニキビをはじめとしたニキビができてしまう原因は、いくつかあります。

 

ここでは5つの原因を紹介しています。ニキビがよくできるという悩みを抱えている方は、これらの原因に心当たりがないかチェックしてみましょう。

アクネ菌が増殖したから

ニキビはアクネ菌が増殖したことにより起こり、この増殖したアクネ菌が炎症を起こすことでニキビは悪化します。

 

しかし注意して欲しいのは、アクネ菌はけして悪い菌だとは言えないことです。アクネ菌は肌の常在菌であり、常に肌にいる菌なのです。ニキビを起こしていないときも、アクネ菌は肌にありますが問題ありません。

 

アクネ菌が炎症を起こすのは、アクネ菌が増殖する環境ができてしまったときです。アクネ菌そのものが悪いという訳ではありません。

 

出典:にきびとは?|斉藤皮フ科クリニック
参照:http://saito-hifuka.com/_m/acne/

新陳代謝が乱れてしまったから

大人ニキビとして白ニキビができる際には、新陳代謝(肌のターンオーバー)が乱れたことが原因になる場合があります。新陳代謝が乱れることで老廃物が上手く排出できず、ニキビの原因になるでしょう。

 

思春期ニキビと呼ばれる十代の頃のニキビは、たいていは皮脂の過剰分泌が原因となっています。しかし思春期を過ぎた大人のニキビは、皮脂ではなく他のことが原因になります。その1つが、新陳代謝の乱れです。

 

新陳代謝の乱れは、ストレスや睡眠不足によって引き起こされることがあるでしょう。

 

出典:大人のニキビの原因と対策|アクネクリニック
参照:https://www.nikibic.net/lab/know/hadasitsu/adult/

皮膚が厚くなってしまったから

新陳代謝(肌のターンオーバー)の乱れにより古い皮膚が剥がれ落ちず、角質が厚くなって硬くなる「角化」と呼ばれる状態になってしまうと、毛穴がつまりやすい状態になってしまいます。

 

皮膚が角化して厚く、硬くなってしまうことで古い角質や汚れの排出が上手くいかず、やがて毛穴がつまってしまい、白ニキビができる原因となってしまうでしょう。皮膚が厚くなることで、ニキビはできやすい環境になると言えます。

 

出典:ニキビの原因|フェミークリニック
参照:https://femmy.osaka.jp/nikibi/cause/

毛穴がつまってしまったから

肌の新陳代謝の乱れや皮脂の過剰分泌などにより毛穴がつまってしまうことは、白ニキビができる原因になるでしょう。

 

毛穴がつまっただけではニキビにはなりませんが、この状態のまま放置するとつまった毛穴の中でアクネ菌が増殖し、白ニキビや黒ニキビとなってしまいます。さらに放置していれば、アクネ菌が炎症を起こして赤ニキビや黄ニキビになってしまう可能性があります。

 

出典:ニキビの原因|フェミークリニック
参照:https://femmy.osaka.jp/nikibi/cause/

皮脂の分泌が増えたから

なんらかの理由で皮脂の分泌が増えると、増えた皮脂によって毛穴がつまってしまい、やがてニキビの原因となってしまいます。

 

皮脂の分泌が原因となるのは、主に思春期ニキビです。しかし脂性肌(オイリー肌)の人や乾燥肌の人も皮脂が過剰に分泌されることがあるため、大人ニキビの原因となってしまう場合があります。

 

これは乾燥肌になると本来肌に必要な皮脂まで失われていることが多く、その状態で外部から受ける様々なダメージから肌を守るために、皮脂の分泌が盛んになるためです。乾燥肌なのにニキビができやすいという方は、乾燥していることが原因の可能性があるでしょう。

 

出典:ニキビの原因|フェミークリニック
参照:https://femmy.osaka.jp/nikibi/cause/

白ニキビがひどくなるとどうなるのか?

白ニキビがひどくなるとどうなるかというと、赤ニキビや黄ニキビになって状態が悪化していきます。

 

白ニキビは、毛穴がつまってその中でアクネ菌が増殖している状態です。アクネ菌は増えていますが、まだ炎症は起こっていません。白ニキビがさらにひどくなると、アクネ菌が炎症を起こして赤ニキビになり、膿がたまって黄ニキビになります。

 

炎症が起こる前に治すなら、白ニキビの状態で治療するとよいでしょう。

 

出典:にきびとは?|斉藤皮フ科クリニック
参照:http://saito-hifuka.com/_m/acne/

白ニキビの治療方法

白ニキビがある場合には、ピーリング作用のある塗り薬を使用して治療していきます。

 

ピーリング作用のある「過酸化ベンゾイル」や「アダパレン」などの塗り薬を使うことで皮膚の新陳代謝を促し、毛穴のつまりを解消していくことになるでしょう。ピーリングは肌に影響があるため、保湿剤も処方される場合があります。

 

またもし赤ニキビや黄ニキビといった炎症を起こしているニキビがあった場合は、抗生物質の塗り薬も処方されるでしょう。

 

出典:ニキビ|新宿駅前クリニック
参照:https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.info/hihuka/nikibi.html

白ニキビができたときに注意すること

以下では、白ニキビができたときに注意することを紹介しています。

 

白ニキビはまだ炎症が起こっていないとは言え、放っておけば、あるいは悪化すれば炎症を起こしてしまいます。そうならないためにはどうすればよいのか、以下の項目をチェックして頭に入れておきましょう。

洗顔をしすぎない

白ニキビができた際は肌を清潔に保つことが必要ですが、洗顔はしすぎないように注意しましょう。

 

洗顔する際には洗顔料をしっかり泡立ててその泡で洗い、しっかりすすぎをしてください。強く顔をこすったり、何度も洗顔しすぎたりしないようにしましょう。

 

洗顔しすぎてしまうと、逆に肌に必要な皮脂まで洗い落とし、バリア機能を低下させてしまうことがあります。そのことによって肌の乾燥を招いてしまい、ニキビを悪化あるいはできやすくする可能性があるでしょう。

 

出典:ニキビの種類と対処法|銀座肌クリニック
参照:https://www.hada-clinic.jp/nikibi/progress/

ニキビ痕にならないよう早めに治療する

ニキビ痕にならないように治療するには、まだ炎症を起こしていない白ニキビの段階で治すことが大切です。ニキビ痕が心配ならば、早めに病院を受診して治療を開始するとよいでしょう。

 

白ニキビの段階では、おおむね綺麗に治ると言われています。しかしニキビが炎症を起こして、赤ニキビや黄ニキビといった状態まで悪化してしまうと、治療してもニキビ痕が残ってしまうことがあります。ニキビ痕が気になるなら、白ニキビの段階で治療しましょう。

 

出典:にきびとは?|斉藤皮フ科クリニック
参照:http://saito-hifuka.com/_m/acne/

黄色ニキビと一緒にしない

白ニキビと黄ニキビはよく似ているため見間違えることがありますが、白ニキビが通常はかゆみや痛みを伴わないのに対して、黄ニキビは痛みやかゆみを感じるため、見た目で分からない場合は総合的に判断しましょう。

 

白ニキビと黄ニキビでは、炎症を起こしているかいないかで大きな違いがあります。治療方法もそれぞれに違ってくるため、きちんと見分けることが必要でしょう。

 

出典:白ニキビの原因と対策|アクネクリニック
参照:https://www.nikibic.net/lab/know/color/whitehead/

むやみに触らない

白ニキビだからといって安心して触ったり、つぶしたりしては悪化させてしまう可能性があるため、むやみに触らないように注意しましょう。

 

白ニキビをむやみに触ってしまうと、その刺激で炎症を起こしてしまう可能性があります。またこの段階でも自分でつぶしてしまうと、健康な肌も傷つけてしまう可能性があるため、なるべくしない方がよいでしょう。

 

どの状態のニキビでも基本的に、触ったりつぶしたりはおすすめできません。

 

出典:ニキビの種類と対処法|銀座肌クリニック
参照:https://www.hada-clinic.jp/nikibi/progress/

生活習慣に変更がなかったか見直してみる

突然白ニキビができやすくなった場合は、外食が増えたりしていないか、洗顔料を変えたりしていないか、といった生活習慣の変化がなかったか見直してみましょう。

 

大人ニキビの場合は、栄養バランスの偏りや生活習慣の乱れ、睡眠不足やストレス、お化粧やスキンケア用品の変更によって起こることがあります。白ニキビができる前と変わった部分がないか確認してみましょう。

 

出典:白ニキビの原因と対策|アクネクリニック
参照:https://www.nikibic.net/lab/know/color/whitehead/

白ニキビにならないためのスキンケア方法

何度も白ニキビができるという人の場合は、生活習慣やスキンケア方法に白ニキビができる原因が隠されている可能性があります。

 

ここでは、白ニキビにならないためのスキンケア方法を紹介しています。何度も白ニキビを繰り返すという方は、これらのスキンケア方法を試してみましょう。

しっかり保湿をする

白ニキビは乾燥することでできやすくなるため、しっかり保湿をすることが大切です。

 

化粧水などを使ってしっかり保湿しましょう。油分を多く含んだ化粧品を使用すると毛穴をふさいでしまう可能性があるため、オイルフリーの化粧品を使うといった工夫もよいでしょう。

 

そもそも毛穴をつまらせにくくする「ノンコメドジェニック」を使う、といった方法もあります。また、バッサは肌への負担を考えて乳液やクリームを使用しないシンプルケアを勧めています。

洗顔は正しくする

洗顔は朝夜2回、洗顔料を使って正しい洗顔をするようにしましょう。洗顔する際にはぬるま湯を使い、洗顔料をきちんと泡立てて、その泡で洗うことが大切です。洗顔時に指や手のひらが肌に触れないように気をつけてください。

 

洗顔後のタオルにも注意が必要です。他の人が使ったタオルや、自分がすでに1度使ってから時間のたったタオルは、雑菌が繁殖している可能性があります。洗顔後は柔らかく清潔なタオルを顔にあて、水分をとりましょう。

ニキビがなかなか治らないときは?

生活習慣を見直したり、スキンケアをきちんとしてもなかなかニキビが治らないときは、他の病気が原因ということも考えられるため、皮膚科を受診することを検討してみましょう。

 

ニキビで病院に行く必要があるのか、と考える人もいるかもしれませんが、ニキビは「尋常性ざ瘡」や「ざ瘡」と呼ばれる炎症性疾患です。病院に行くことに何も問題はありません。ニキビに関して不安がある場合は、速やかに皮膚科を受診した方がよいでしょう。

 

出典:ニキビ(尋常性ざ瘡)|メディアージュ ニキビクリニック
参照:https://www.mediage-daikanyama.jp/column/

白ニキビができる原因と治療方法について知ろう

思春期でもないのに大人ニキビとして白ニキビがよくできるという場合、普段生活の中にその原因が隠されている可能性があります。

 

今回の記事を参考に、白ニキビができる原因を知って、生活習慣やスキンケア用品、化粧品などの見直しをしてみましょう。

 

また白ニキビの段階であれば、ニキビを綺麗に治療できる可能性が高いことも知っておく必要があります。ニキビ痕が気になるなら、早めの治療を心がけましょう。

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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