【専門家監修】化粧水を使う頻度ってどれくらい?正しい使い方のポイントを解説
「化粧水って1日にどのくらいの頻度で使えばよいの?」
「ちゃんとした化粧水の使い方ってあるのかな?」
「化粧水って実際にはどんな効果があるの?」
このように、化粧水の使用頻度や化粧水の持つ効果などについて、さまざまな疑問や悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、化粧水を使うときの重要なポイントや使用する頻度、またおすすめの塗り方について詳しく紹介していきます。
この記事を読むことで、正しい化粧水の使い方や、どのように塗るとより効果が発揮できるのか、また皮膚トラブルが起こってしまった場合の対処方法などを深く知ることができます。
化粧水についてより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
化粧水は何のために付ける?
化粧水の一般的な使用目的としては保湿が主ですが、乾燥し硬くなった肌に水分を補給し柔らかくするだけではなく、化粧水の後に使用する美容液などの浸透を助ける働きも合わせ持っています。
化粧水は洗顔後すぐの肌に付ける人がほとんどですが、洗顔後の肌がとてもデリケートな状態なのがその理由でしょう。洗顔後すぐの肌は、皮脂汚れなどが落とされているのと同時に、肌の持つ潤いも洗い流されてしまっています。
何もしないままだと、徐々に肌の水分が蒸発してしまうため、化粧水で失われた水分を素早く補給する必要があるのです。
また、自分の肌質や使用目的に合わせてさまざまな化粧水を使い分けることで、より効果的なスキンケアが行えるようにもなるでしょう。
化粧水を使う際のポイント
はじめに、化粧水をより効果的に使用するためのポイントを詳しく紹介します。
化粧水を使用する際には、付けるタイミングや、より正しい使い方など多くのポイントがあるため、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
洗顔や入浴の後すぐに付ける
化粧水で肌にしっかりと潤いを届けるためには、使うタイミングも大事なポイントだといえます。
まず洗顔後すぐに付けるようにします。前夜にクレンジングや洗顔を行っていても、寝ている間に皮脂や汗、雑菌が肌に付いてしまうでしょう。汚れや雑菌は肌のトラブルを引き起こす原因になるため、しっかりと汚れを落としてから化粧水を付けましょう。
また、入浴後に付けるのがよいでしょう。入浴後は肌の潤い成分が流出しているため、素早い水分補給が必要です。
お湯などで洗顔をすると、毛穴が開き肌の潤いが流れてしまうため、洗顔後と入浴後には、失われた水分を化粧水ですぐに補給しましょう。
内側から外側へ広げて使う
化粧水を顔に塗るときは、2~3回にわけ顔の内側から外側へ広げなじませましょう。
最後に顔全体にハンドプレスをし、しっとりと吸いつくような感触があれば、化粧水が足りているサインです。もしもまだ乾燥していると感じたときには、再度化粧水を手にとり気になる部分に重ね付けしていきましょう。
十分な量を肌に浸透させる
1回に使用する化粧水の量は、使用する化粧水のボトルに書かれてある説明通りに使用しましょう。化粧水の種類により適切な使用量はさまざまですが、1回に使用する量はおよそ500円玉大くらいの面積が目安といわれています。
しかし、あくまでも一般的な適量であり、使用する人の肌質や肌のコンディションに応じて適した使用量が変わってきます。自分の適量がよくわからないときは、まず一般的な使用量を肌になじませて、肌の感触を確かめてみてから、重ね付けをするなどして量を調整していきましょう。
化粧水を使う頻度はどれくらいがよい?
化粧水を使用する頻度は主に1日の内で朝と夜の計2回、それぞれ適したタイミングで化粧水を付けると、その後の肌の状態を良好に保てるようになるでしょう。
先述したように、ぬるま湯などでの洗顔後は肌の水分が失われてしまうため、洗顔をした際には化粧水ですぐに潤いを補給しましょう。
化粧水は手で塗るのがおすすめな理由
化粧水を塗る際には、コットンなどを使用するのではなく、手で塗る方が肌を傷めず、また化粧水の効果を得られやすいのはご存じでしょうか。
ここでは、化粧水を手で塗る際のメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
肌にダメージを与えないため
皮膚が弱い人や過敏な人は、コットンの繊維が肌によくない場合があります。
そのため、肌にダメージを与えないためには、化粧水は手のひらで付けた方が肌を傷つける心配がなく、肌への負担が軽くなるでしょう。
体温で肌に浸透しやすくなるため
手で化粧水を塗る際には、コットンなどの摩擦による肌への刺激が少ないメリットがあるほかに、肌への浸透率がよくなるのものがおすすめの理由の1つでしょう。
手に化粧水をのせると、手のひらの体温で化粧水が温められ、肌に浸透しすくなるメリットもあるといわれています。
肌の変化がわかりやすいため
化粧水を手で塗ると、自分の肌の変化がわかりやすいのもおすすめの理由です。
普段、肌を直接触ることはあまりないでしょう。そのため、化粧水を手で塗り直接肌に触ることで、肌のカサつきやごわつきなど、肌の状態や変化により気付きやすくなるでしょう。
細かいところまで塗りやすいため
手で化粧水を塗ると、額や頬や鼻筋などの、コットンでは届きにくい細かいところまで塗ることができるでしょう。縦、横、斜めなど、色々な角度から手を使って塗ってみてください。
自分に合った化粧水の選び方
自分の肌に合った化粧水を選ぶのは、スキンケアにおいてとても重要だといえるでしょう。しかし、一言で「化粧水」といっても、多くの種類があり、何を基準に選べばよいのかわからない人もいるでしょう。
化粧水選びの基本は、「どのような肌になりたいか」と、自分の理想の肌を考えることです。そして、理想の肌を思い描いたら、その目的に合ったタイプの化粧水を選びましょう。
最近では2つ以上の目的を兼ねた化粧水もあるため、そういったものを選ぶのもよいでしょう。また、化粧水を買う前には、テスターや試供品などでまずは試しに使ってみることも大切です。
目的が合っていても、肌に合うかどうかは実際に使用してみないとわかりません。実際に使い、使用感や塗布後の肌状態、また刺激感などがないかを試してみることが大切でしょう。
男性が化粧水を使う場合のポイント
男性の場合、髭を剃る際に肌にダメージを与えてしまうことなどもあるでしょう。
そこで、ここでは男性が化粧水を使うときのポイントについて説明しますので、スキンケアや化粧水に興味のある男性はぜひ参考にしてみてください。
髭剃り後も化粧水を塗る
髭剃りをすることで、肌を保護する働きがあるといわれる角質層や皮脂膜も一緒に落としてしまうのをご存じでしょうか。
その結果、肌が無防備な状態になり、乾燥や髭剃りによる肌荒れを引き起こしやすい状態になります。そのため、髭剃りの後は、化粧水で肌を素早く保護してあげることが大切でしょう。
出典:髭剃りで肌荒れする原因 | 山本メディカル逗子駅前皮膚科
参照:https://yamamedi-zushi-ekimae-hifuka.jp/704/
洗顔は肌質に合わせて方法を変える
化粧水は、洗顔後に肌に与える最初の水分です。そのため、化粧水を塗る前の洗顔の方法や洗顔料の選び方にも気を付けた方がよいでしょう。
自分の肌と相性の悪い洗顔方法をしてしまうと、肌トラブルの悪化を招くおそれがあるため、混合肌や脂性肌、乾燥肌などそれぞれの肌質に合った洗顔方法や、洗顔料を選ぶのがポイントでしょう。
出典:新宿駅前クリニックの皮膚科コラム10 | 新宿 皮膚科専門サイト
参照:https://www.hihuka-shinjyuku-ekimae-clinic.info/column/column_10.html
皮膚トラブルに気が付いた場合は皮膚科を受診しよう
例えば「化粧水がしみる」ということが起きた場合は、我慢せずに皮膚科を受診しましょう。肌がしみたり、荒れたりしたからといって、代わりの化粧水を試すことは、かえって肌の負担となることもあるでしょう。
皮膚科を受診し原因をしっかりと把握することで、自分の肌の状態を回復させることが何よりも大切です。
化粧水の塗り方や頻度を見直してみよう
化粧水の効果的な塗り方や使う頻度などについて詳しく説明してきました。本記事をしっかりと読み、ぜひ化粧水を使用する際や購入するときの参考にしてみてください。
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。