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【専門家監修】雨の日の紫外線対策はどうする?入念なスキンケアが必要!

「日差しがきつい日はともかく、雨の日も紫外線対策をしなければならないの?」
「紫外線対策って、何をすればよいんだろう」
「紫外線を浴びた後に、した方がよいことってあるの?」
など、紫外線対策について、興味や疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、紫外線の種類とその特徴をはじめ、雨の日にできる紫外線対策について、詳しく解説しています。

 

また、紫外線を浴びた後に、肌のケアが必要な理由についても解説しているため、この記事を読めば、紫外線が肌に与える影響と、アフターケアの大切さが理解できるでしょう。

 

雨の日の紫外線対策に興味のある人や、アフターケアの方法を知りたい人は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

《目次》

雨の日でも紫外線対策は必要

雨の日は、太陽が雲に隠れているため、肌に日差しを感じにくく、紫外線対策を怠ってしまいがちです。

 

しかし、紫外線の中には、雨の日でも地表に届くものがあるため、気づかないうちに、肌がダメージを受けている可能性があります。

 

ここからは、なぜ雨の日でも紫外線対策が必要なのかについて、詳しく見ていきましょう。

 

出典:雲と紫外線|気象庁
参照:https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/3-73uvindex_mini.html

雨の日でも紫外線対策をするべき理由

雨の日でも、快晴の日と比較して約20~30%の紫外線が地表まで届くとされています。そのため、太陽が出ていないからといって、安心することはできないでしょう。

 

また、紫外線の中には、雲を突き抜けて降り注ぐものや、地表に届いた後に反射することで、肌に影響を及ぼすものもあります。

 

ここでは、雨の日に紫外線対策が必要とされる、具体的な理由を紹介しましょう。

 

出典:雲と紫外線|気象庁
参照:https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/3-73uvindex_mini.html

UV-Aは雲を通過するため

紫外線は、波長の長さによって「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3つに分けられます。このうち、地表まで届くとされているのは、UV-AとUV-Bです。

 

しかし、UV-Bには、雲に遮られやすいという特徴があるため、雨の日に肌に与える影響は少ないでしょう。

 

一方、UV-Aには、雲や窓ガラスを通過するという特徴があります。

 

天候に左右されず、地表だけでなく室内にまでも届くため、特に対策が必要な紫外線と言えるでしょう。

 

UV-Aは、肌の真皮層まで到達した後に、コラーゲンやエラスチンの分解を促します。結果、肌の老化が早まり、シワやたるみができやすくなります。

 

さらに、UV-Aはメラニンの生成も促すため、シミの原因にもなるでしょう。

 

出典:紫外線から肌を守る正しい対策とは?肌の光老化を防ぐ極意を伝授!|美容皮膚科タカミクリニック
参照:https://takamiclinic.or.jp/doctorscolumn/pigmented/139058/

 

出典:年中無休の敵、UV!四季を通じての紫外線対策|スマートクリニック銀座
参照:https://smart-ginza.jp/column/column-1078/

散乱光があるため

「散乱光」とは、紫外線が地表に届く前に、雲やエーロゾル粒子(固体や液体の微粒子)に当たったことで放たれる光です。

 

日中の散乱光の割合が高いのは、晴天時の正午頃で、約6割が地表に届くと言われています。

 

紫外線の中でも、散乱しやすい性質を持つのは、UV-Bです。

 

天候にかかわらず、地面や建物などに反射して、肌に日焼けなどの影響を与えるため、十分に注意する必要があるでしょう。

 

出典:紫外線の性質|気象庁
参照:https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/3-75uvindex_mini.html

反射光があるため

紫外線には、空から地面に降り注ぐだけでなく、地面に届いた後に反射するという特徴もあります。そのため、頭上の紫外線対策だけでは、想像以上に多くの反射光を浴びる可能性があるでしょう。

 

紫外線の反射率は、光が当たる場所によって変わります。

 

反射率が低い順から、草地・土で10%以下、アスファルトで10%、水面で10~20%、砂浜で10~25%、そして新雪で80%となっています。

 

出典:地表面の反射と紫外線|気象庁
参照:https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/3-76uvindex_mini.html

雨の日の紫外線対策方法

太陽からの紫外線は、天候にかかわらず、地表に降り注ぎます。また、その過程で、散乱光や反射光へ形を変える紫外線もあるため、あらゆる状況に応じた対策が必要と言えるでしょう。

 

ここでは、数ある紫外線対策のうち、雨の日に適した方法を紹介します。紫外線から肌を守るために、以下に挙げる対策を参考にしてみてはいかがでしょうか。

つばの広い帽子や日傘の使用

つばの広い帽子や日傘は、雨の日の紫外線対策にも活用できます。これらのツールは、特に上から降り注ぐ紫外線を防ぐのに役立ちます。

 

紫外線対策として日傘を選ぶ場合は、UVカット加工が施されたものを選びましょう。「晴雨兼用傘」がおすすめですが、ふつうの日傘でも、撥水スプレーをかけることで、雨を弾く効果が期待できます。

 

また、帽子を使用するのであれば、つばが広いものがおすすめです。つばが日差しを遮ってくれるため、しっかりと紫外線対策できます。

水に強い日焼け止めの使用

雨の日であっても、紫外線は地表に届きます。散乱光や反射光の影響で、肌がダメージを受けることもあるため、日焼け止めを使用して紫外線の対策をしましょう。

 

日焼け止めを使用する場合は、雨に濡れる可能性を考えて、水に強い種類のものを選ぶことが大切です。ミルクタイプであれば、水や汗にも強いでしょう。

 

また、日焼け止めを選ぶ際は、「SPF」や「PA」の値にも注意が必要です。いずれも紫外線に対する効果を示すものですが、「SPF」はUV-Bに、「PA」はUV-Aに用いられるという違いがあります。

 

地上に降り注ぐ紫外線は、ほとんどがUV-Aのため、PAの値が高い日焼け止めを使うのがおすすめです。

 

日中に外出するのであればPA++++、日常生活ではPA+++の日焼け止めを選ぶとよいでしょう。

 

出典:日焼け止め|赤池クリニック
参照:https://www.akaikeskincare.com/menu/hiyakedome/

 

出典:紫外線について|医療法人社団俊爽会葛西内科皮膚科クリニック
参照:https://kasakuri.jp/blog/%E7%B4%AB%E5%A4%96%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

肌を露出しない

紫外線対策を徹底したい場合は、暑くても長袖を着用し、肌の露出を減らすようにしましょう。

 

注意が必要な紫外線は、空から降り注ぐものだけではありません。横からの散乱光や、地表からの反射光にも対策できるようにしておきましょう。

より効果的な紫外線対策をするために、UVカット効果のある服を着るのもよい方法です。

UVカットサングラスの使用

太陽の光から目を守るために、UVカットサングラスを着用するのもよい方法です。

 

人間の目には、色の濃さに比例して瞳孔が開くという性質があります。そのため、色の濃いサングラスを着用してしまうと、余計に紫外線を浴びることになるでしょう。

 

上記の理由から、サングラスを選ぶときは、「紫外線透過率」が明示されているものや、色の薄いものを選ぶことが大切です。

 

また、砂浜や新雪の上など、紫外線反射率の高い場所へ行く場合は、反射光にも注意が必要です。そのようなときは、反射光を遮断してくれる、偏光サングラスを使用してみましょう。

 

出典:白内障と紫外線の関係、サングラスなどの紫外線対策について|和田眼科
参照:https://www.wada-ganka.com/article/eye-information/1021/

雨の日でもアフターケアは必須

たとえ雨の日であっても、紫外線を浴びた肌は、少なからずダメージを受けています。

 

そのまま放置してしまうと、シミやしわなどの肌トラブルにつながる可能性があるため、外出後のアフターケアが大切と言えるでしょう。

 

ここからは、日焼け後の敏感な肌をケアするための方法を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

 

出典:うっかり日焼けは早めのケアでシミ予防!|品川美容外科
参照:https://www.shinagawa.com/contents_hiyake/

 

出典:紫外線にご用心!|さくら皮フ科クリニック
参照:https://sakurahifu.com/blog/%E7%B4%AB%E5%A4%96%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%81%94%E7%94%A8%E5%BF%83%EF%BC%81

しっかりと保湿する

紫外線を浴びた後の肌は、バリア機能が低下している状態です。肌の水分が蒸発・乾燥しやすくなっているため、美容液を使用してしっかり保湿してあげましょう。

 

特に注意が必要なのは、紫外線を浴びた後に、肌がメラニンを作り出すまでの72時間です。この期間を過ぎるとシミができやすくなるため、早めのアフターケアで予防するようにしてください。

 

出典:うっかり日焼けは早めのケアでシミ予防!|品川美容外科
参照:https://www.shinagawa.com/contents_hiyake/

 

出典:乾燥肌|Gクリニック
参照:https://www.gclinic.jp/contents/onayami-kansohada.html

雨の日も日焼け対策をして健やかな肌を保とう

紫外線が降り注ぐのは、快晴の日ばかりではありません。雨や曇りの日でも、紫外線は地表に届くため、肌を守るための対策が必要になります。

 

また、紫外線の中には、散乱したり反射したりするものもあるため、外出時にしっかりと対策しておくことが重要と言えるでしょう。

 

本記事では、雨の日の紫外線対策と、スキンケアについて詳しく紹介しました。

 

紫外線の対策にはさまざまな方法がありますが、いくつか組み合わせることで、より効果が期待できるものもあります。

 

たとえば、サングラスと帽子、日傘を一緒に使用すれば、上空から降り注ぐ紫外線のほかに、反射光によるダメージも軽減できるでしょう。さらに、日焼け止めを使用すれば、より効果的な紫外線対策になります。

 

紫外線から肌を守るために、ぜひ、本記事で紹介した対策や、アフターケアの方法を参考にしてください。

 

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出典:うっかり日焼けは早めのケアでシミ予防!|品川美容外科
参照:https://www.shinagawa.com/contents_hiyake/

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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