コラム─ Column ─
2024.09.09

【専門家監修】乾燥肌の改善方法は?体の中と外からのアプローチを紹介!

「どうすれば乾燥肌を予防できるのだろう?」
「お肌がカサついている気がするけど、これって乾燥肌?」
「乾燥肌を改善するにはどんなことに気を付ければよいの?」
季節によらず、肌のカサつきにお悩みの方も多いのではないでしょうか。そのカサつきは、乾燥肌に該当する可能性があり、放置すると新たな肌のトラブルに繋がってしまうこともあります。

 

この記事では、乾燥肌の原因や美容液の選び方、乾燥肌の改善に役立つ体の内外のケアについて解説しています。本記事を読めば日々の生活の中で、間違った乾燥肌のケアをしていないか、どのような乾燥肌のケアを心がければよいかが分かるでしょう。

 

これから乾燥肌のケアや予防を徹底して、美しい肌を維持したいと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

 

《目次》

乾燥肌の原因

肌内部に十分な水分量を蓄えることで、肌はみずみずしい状態を維持しています。肌内部の水分を保つ役目を担っているのが、角質層のバリア機能です。角質層のバリア機能の低下が、乾燥肌を引き起こします。

 

角質層のバリア機能を健全な状態に保つためには、体の内外両方から適切なケアをする必要があります。

乾燥肌を改善する美容液を選ぶポイント

乾燥肌を改善するための美容液選びの大切なポイントは、肌への刺激や負担の少ないものを選ぶことです。

 

肌への刺激や負担がかかるものとして、界面活性剤や防腐剤、香料、アルコールなどがあります。このようなものが極力含まれていない美容液を選びましょう。

乾燥肌を改善する美容成分3選

乾燥肌を改善するためには、どのような美容成分を選べばよいのか分からないという方もいるでしょう。今回は、さまざまな美容成分の中から、代表的な3種類の美容成分を紹介します。

 

それぞれの特徴や働きなどを解説しますので、ぜひ美容液を選ぶ際の参考にしてみてください。

コラーゲン

タンパク質の一種であるコラーゲンは水分を蓄える性質をもっており、肌の保湿には欠かせません。体を構成しているタンパク質の約30%がコラーゲンです。肌以外にも、靭帯や骨、血管など体の組織も作っています。

 

肌は外側から体を守る表皮とハリや弾力を保つ真皮、2つの層で構成されています。コラーゲンは、真皮の約70%を構成する成分です。体内のコラーゲンは年齢を重ねると減少していくので、美容液を使って補充する必要があります。

グリセリン

保湿効果や柔軟作用のあるグリセリンの特性は、外部の水分を吸収し蓄える高い保水性です。グリセリンの分子は非常に小さいので、角質層の奥深くまでしっかりと浸透し、効果的に保湿することが可能です。

 

また、肌のバリア機能がある角質層の水分量を維持することで、外部からの刺激を防ぐ効果も期待できます。そのため、肌に本来のうるおいを戻し、乾燥肌を改善することが可能です。

エラスチン

エラスチンはエラスチン線維(弾性線維)を構成する主なタンパク質で、コラーゲンと同様に肌のハリと弾力の維持に重要なものです。エラスチン線維はしなやかで弾力性に富んでおり、コラーゲンを繋ぎ合わせる役目があります。

 

エラスチンが生成されるのは出生前から赤ちゃんの時期までで、その後は加齢やストレス、紫外線などにより減少していくでしょう。また、コラーゲンのように体内で作り出されることはないと言われています。

外側からのケア方法

乾燥肌の原因が、何気なく行っている普段の生活習慣ということもあります。乾燥肌の予防や改善のためには、正しいケア方法を知ることが大切です。

 

ここからは、体の外からのケア方法について解説していきます。ぜひ、自身の生活習慣と比較してみてください。

洗顔後すぐうるおい補給

乾燥肌を改善するためには、洗顔やクレンジング後のケアが重要です。洗顔後の肌は、一時的に肌を守るバリア機能が弱まるので、乾燥しやすい状態になっています。

 

そのため、洗顔後に清潔なタオルで優しく丁寧に水分を拭き取り、化粧水や美容液を用いて、手早く保湿ケアを始めましょう。

 

化粧水や美容液を使う際は、温かい手の状態で使うことがおすすめです。手のひらで優しく、肌に押し付けるようにして使いましょう。

乾燥を防ぐ入浴法

肌の乾燥を防ぐためには、湯船に浸かる時間やお湯の温度に気を付けてください。湯船に浸かる時間は15分以内、お湯の温度は40度以下のぬるめが適切とされています。

 

お湯の温度をぬるめに設定していると、季節によっては湯船から出ると寒く感じることがあります。そのような場合は湯船に長く浸かったり、お湯の温度を上げたりするのではなく、浴室を暖めるとよいでしょう。

内側からのケア方法

体の内部をケアすることをインナーケアと言い、乾燥肌の改善に有効とされています。どのようなインナーケアが効果的であるのか、知りたい方も多いでしょう。

 

ここからは、インナーケアの方法を4つ紹介していきます。1つずつ実施するのではなく、複数の方法を組み合わせて実践することをおすすめします。

栄養のバランスに気を付ける

乾燥肌を防止するためには、バランスのよい食事を心がけることが大切です。偏った食事は、肌にも体にもよくありません。特定の食べ物だけを食べたり、特定の栄養素をカットしたりといった無理なダイエットも控えましょう。

 

タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6つの栄養素が体には必要です。栄養不足になると肌のターンオーバーが乱れ、肌のバリア機能を低下させる原因になります。

水分をしっかり補給する

乾燥肌を改善するためには、水分をしっかりと取ることも大切です。体内の水分が不足すると、肌の水分量も低下していくので、乾燥肌の原因となることもあります。

 

呼吸や汗、排泄などで1日に失われる水分は約2.5リットルで、食事から得られる水分や体内で作られる水分は、約1.3リットルと言われています。失われた水分量を取り戻すには、約1.2リットルの水分を意識的に摂取しなければなりません。

運動で汗を流す

適度な運動で体温を上げることも、乾燥肌の改善につながります。

 

乾燥肌の原因のひとつは、肌のバリア機能の乱れです。乱れたバリア機能を整えるには、皮脂膜が新たに生成される必要があります。肌の表面を被う天然の保護膜である、皮脂膜を構成するのは、皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗です。

 

皮脂の分泌と発汗を促すには、体温を上げるとよいでしょう。体温を上げる方法として、ウォーキングやヨガなどの有酸素運動がおすすめです。

生活リズムを正す

肌の細胞は一定周期で生まれ変わります。この細胞の生まれ変わりを促しているのは「成長ホルモン」です。睡眠時に脳の下垂体から分泌される成長ホルモンが、細胞を修復することで、健康な状態の肌を維持できます。

 

健康な睡眠は、約90分おきにレム睡眠とノンレム睡眠があらわれます。ノンレム睡眠の深さには段階があり、一番深い睡眠となるのが最初のノンレム睡眠時です。その後、徐々に浅くなっていきます。成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、最初のノンレム睡眠時だと言われています。

 

この睡眠サイクルを乱さないように、睡眠は細切れではなく、まとめて取るようにしましょう。

 

出典: レム睡眠(れむすいみん)|厚生労働省
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-069.html

健康的な生活で乾燥肌を克服しよう

乾燥肌の予防や改善には、バランスのよい食事と適度な運動、質の高い睡眠を心がける必要があります。

 

また、水分補給をしっかりと行い、洗顔後の保湿のタイミングや入浴方法などにも気を配らないといけません。そして、洗顔後の保湿に効果的で肌に優しい美容液を選ぶことも大切です。

 

日頃から健康的な生活を送り、乾燥肌を克服しましょう。

 

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監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)

順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。

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