【専門家監修】メンズの日焼け止めにはどんな種類がある?選び方のポイントを紹介
「女性だけでなく男性も日焼け止めを使った方が良いって本当?」
「メンズの日焼け止めはどのようにして選べば良い?」
「日焼け止めにはどんなタイプのものがある?」
紫外線対策をする男性が増えてきていますが、実際に日焼け止めを塗ろうと思ってもどの日焼け止めを選べば良いのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
本記事ではメンズの日焼け止めとレディース用の違いや、メンズの日焼け止めを選ぶ時のポイントなどについて解説しています。
記事を読むことでメンズ用とレディース用の日焼け止めにはどのような違いがあるのか、メンズの日焼け止めを選ぶ際にはどのようなことに気をつければいいのかを知れるでしょう。
《目次》
また、メンズの日焼け止めを塗る時の注意点についても併せて解説しています。メンズの日焼け止めに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
男性も日焼け止めを使った方が良い理由
日焼けをすることで肌が黒くなるだけでなく、長年紫外線を浴び続けることで皮膚のシミやしわの原因にもなります。
お年寄りの顔や手の甲のシミやしわなどは加齢によるものだけではなく、長年紫外線を浴び続けたダメージで生じる光老化の結果でもあるのです。
光老化によるシミやしわなどは加齢によるものとは異なり、日焼け止めを使うなどの紫外線対策によって防げます。
周りに良い印象を与えるため、男性も日焼け止めを使って紫外線対策をした方が良いと言えるでしょう。
出典:紫外線環境保健マニュアル2020|環境省
参照:https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf
メンズの日焼け止めとレディース用の違いは?
メンズの日焼け止めとレディース用の違いは求められる機能性です。一般的に女性は日焼け止めを使用した後にメイクをするため、メイクアップ効果のあるものや、保湿効果のあるものが多い傾向にあります。
一方で男性は一般的に汗をかきやすく皮脂の量も多いため、メンズの日焼け止めは耐水性の高いものやさらさらとした使い心地のものが多いのが特徴です。
テカらない、ベタつかないなどの機能を求める場合は、メンズ用日焼け止めを選ぶと良いでしょう。
メンズの日焼け止めを選ぶ時のポイント
メンズ日焼け止めと一口に言っても、さまざまなメーカーからさまざまな商品が販売されているため、どれを選べば良いのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
ここではメンズの日焼け止めを選ぶ時のポイントについて紹介するため、メンズの日焼け止めを選ぶ際の参考にしてみてください。
さっぱりした使用感のものがおすすめ
日焼け止めのベタつきが気になる人にはさっぱりとした使用感のものがおすすめです。さっぱりとした使用感のものであればベタついたりテカったりしにくく、自然な仕上がりになります。
さっぱりとした使用感のものはテクスチャが軽く伸びが良いため、広範囲にも塗りやすいでしょう。
タイプ別で選ぶ
日焼け止めにはジェル・ローションタイプや、クリーム・乳液タイプ、スプレータイプ、下地・BBクリームタイプなど、さまざまなタイプのものがあります。
それぞれ特徴や使い方が異なるため、自分に合ったタイプの日焼け止めを選びましょう。
軽いテクスチャのジェル・ローションタイプ
ジェル・ローションタイプの日焼け止めは軽いテクスチャが特徴で、伸びが良いため広範囲にも塗りやすく、日焼け止めの皮膜感が少ないです。そのため、日焼け止めによる白浮きやテカリを抑え、自然な仕上がりにしたい人に向いているでしょう。
しかしジェル・ローションタイプは耐水性が低い傾向にあるため、レジャーやスポーツには向いておらず、こまめな塗り直しが必要です。汗をかくレジャーやスポーツシーンよりも、普段使いに適したタイプと言えるでしょう。
耐水性が高いクリーム・乳液タイプ
日焼け止めの中でもスタンダードで商品の数も多いのがクリーム・乳液タイプです。紫外線カット力も低いものから高いものまでさまざまなものが販売されています。
汗をかいても落ちにくい耐水性の高いものが多いため、度々塗り直すのが面倒だという人に向いているでしょう。
耐水性が高いため、汗をかくスポーツやレジャーシーンに適しています。効果が高い反面、厚塗りになりやすく白浮きしやすいため、ムラにならないよう均一に伸ばす必要があります。
手を汚さずに使えるスプレータイプ
日焼け止めを塗る時に手が汚れるのが嫌だという人におすすめなのが、手を汚さずに使えるスプレータイプの日焼け止めです。ほかのタイプのように日焼け止めを手に出して塗る必要がないため手が汚れません。
そのため、全身に日焼け止めを塗る時間を短縮したい人にも向いています。頭皮にも使用でき、吹きかけるだけで日焼け止めを塗ることができます。ムラになりやすいというデメリットがある一方で、塗り直しが簡単なのがメリットです。
メイク効果のある下地・BBクリームタイプ
肌をきれいに見せたい人や、普段からメイクをする人におすすめなのがメイク効果のある下地・BBクリームタイプの日焼け止めです。
メイク効果のある下地・BBクリームタイプであれば気になる肌の悩みを自然にカバーできます。
日焼け止めとしての効果だけでなく、肌の悩みをカバーしたり、肌の色をトーンアップしてきれいに見せてくれるでしょう
肌質で選ぶ
メンズの日焼け止めを選ぶ際には、自分の肌質に合わせて選びましょう。乾燥や脂っぽさが気になったり、敏感肌だったりと人の肌質はさまざまです。それぞれの肌質に合ったタイプの日焼け止めを使うことも大切なポイントです。
乾燥が気になる人は保湿効果のあるものを
肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下して、わずかな刺激にも肌が過剰に反応してしまいます。そのため、肌の乾燥が気になる人は保湿効果のある日焼け止めを選びましょう。
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分や、植物由来の天然保湿成分などを配合したものがおすすめです。
乾燥が気になる人が日焼け止めを選ぶ際は、どのような保湿成分が配合されているのか成分表を確認し、自分の肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
出典:敏感肌のための日焼け止め選び|ゆげクリニック
参照:https://www.yuge-clinic.com/blog/202304166631/
脂っぽさが気になる人は皮脂コントロール効果のあるものを
脂性肌の人は皮脂が過剰に分泌されることでテカりやベタつき、ニキビなどさまざまな肌トラブルの原因となります。
過剰な皮脂は肌トラブルの原因になりますが、皮脂そのものは肌を守ってくれるものでもあるため皮脂の分泌をコントロールすることが大切です。
そのため、脂っぽさが気になるという人が日焼け止めを選ぶ際は、皮脂コントロール効果のあるものを選ぶと良いでしょう。
出典:【専門家監修】脂性肌は何が原因?よくあるトラブルや正しいスキンケア方法を紹介|WASSER(バッサ)
参照:https://www.wassershop.jp/blog/article/-/4204/
肌が荒れやすい人は敏感肌向けのものを
日焼け止めには紫外線を吸収してから放出する紫外線吸収剤を使ったものと、紫外線を散乱・反射させる紫外線散乱剤を使ったものがあります。
紫外線吸収剤を使ったものは人によってはアレルギー反応が起きる可能性があるため、肌が荒れやすい人は肌への負担が少ない紫外線散乱剤を使ったものがおすすめです。
また、肌が荒れやすい人はわずかな刺激にも過剰に反応してしまうため、香料や着色料など肌への刺激となるものが少ない無香料・無着色・低刺激と表記された敏感肌向けのものを選びましょう。
出典:敏感肌のための日焼け止め選び|ゆげクリニック
参照:https://www.yuge-clinic.com/blog/202304166631/
UVカット力をチェックする
日焼け止めを選ぶ際は、UVカット力をチェックするのも重要なポイントです。UVカット力が高いほど肌への負担も大きくなります。
UVカット力が高ければ高いほど良いというわけではなく、行動範囲に合わせたものを選ぶことが大切です。UVカット力はSPFとPAで確認できるため、まずはSPFとPAをチェックしましょう。
「SPF」と「PA」
主に日焼けや肌表面のシミを引き起こすUVBをブロックする効果があるのがSPFです。SPF値が高いほどUVBをブロックする力が強いということですが、その分肌への負担も大きくなります。普段屋内で作業する人はSPF値が34以下のものがおすすめです。
PAは肌の奥まで影響を及ぼし、たるみやシワの原因となるUBAをブロックします。PAはSPFと異なり、+表記が多くても肌へのダメージは大きくありません。長時間の外出にはPA値の高いものを選びましょう。
出典:これでバッチリ!TPOに合った日焼け止めの選び方|Cinderella & Da Vinci Clinic
参照:https://cd-clinic.net/column/%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A7%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%AA%EF%BC%81tpo%E3%81%AB%E5%90%88%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%97%A5%E7%84%BC%E3%81%91%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%AE%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9/
スポーツやレジャーにはウォータープルーフがおすすめ
汗をかくスポーツやレジャーにはウォータープルーフのものを選びましょう。ウォータープルーフの日焼け止めは耐水性が高いため、運動して汗をかいても水分をはじいて崩れにくいです。
しかし、海水浴や水泳などで長時間水に浸かる場合は、ウォータープルーフでも効果の持続が難しい場合もあるため注意してください。
クレンジング不要なものは石けんだけで落としやすい
効果が高い日焼け止めの場合は専用のクレンジングが必要なことがありますが、クレンジングは肌に与える負担が大きいためクレンジング不要のものを選ぶのがおすすめです。
クレンジング不要のものは石けんだけで落としやすく肌への負担が少ない一方で、それだけ日常生活で日焼け止めが落ちやすいとも言えます。
そのため、クレンジング不要の日焼け止めを使用する場合は、こまめに塗り直すようにしましょう。
出典:敏感肌のための日焼け止め選び|ゆげクリニック
参照:https://www.yuge-clinic.com/blog/202304166631/
使い続けられる価格のものを選ぶ
日焼け止めは日常的に使用するものであるため、使い続けられる価格のものを選ぶのも大切なポイントです。
コスパを重視するのであれば、ドラッグストアなどで手軽に入手できるプチプラのものが良いでしょう。それに対し、紫外線カットのほかに付加価値を求めるのであればデパコス商品がおすすめです。
メンズの日焼け止めを塗る時の注意点
日焼け止めは紫外線によるダメージを防ぎ、シミやしわ、たるみなどの肌トラブルから守ってくれますが、効果的に使用するためには注意点がいくつかあります。
ここではメンズの日焼け止めを塗る時の注意点について解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
しっかり保湿してから塗る
肌が乾燥している状態で肌のバリア機能が低下して、紫外線のダメージを受けやすくなってしまいます。そのため、日焼け止めを塗る時はしっかり保湿してから塗るようにしましょう。
出典:正しい保湿ケアで乾燥知らずの肌に!潤いのある美肌作り|凛クリニック銀座
参照:https://rinclinic.jp/column/hoshitu-care/
適量を手に取って均一に塗る
日焼け止めで肌を紫外線から守るためには、肌の上に日焼け止めが均一に塗られている状態がベストです。少しずつつけ足して塗ったり、一度に大量に塗ったりするとムラができやすくなるため注意しましょう。
顔や体に日焼け止めを塗る際には適量を手に取って手を大きく動かし、広げて均一に塗るのが大切なポイントです。
自分に合ったメンズの日焼け止めを見つけよう
メンズの日焼け止めとレディース用の違いや、メンズの日焼け止めを選ぶ時のポイント、塗る時の注意点などについて詳しく解説しました。
日焼けをするとさまざまな肌トラブルの原因となります。男性も肌トラブルを防ぐため、紫外線対策をした方が良いでしょう。メンズの日焼け止めを選ぶ際は、UVカット力だけでなく肌への負担が少ないものを選ぶのも大切なポイントです。
紹介した内容を参考にメンズの日焼け止めの選び方を知り、自分に合った日焼け止めを見つけましょう。
監修者
青山ラジュボークリニック
https://rajeubeau-clinic.com/wp/
院長 沼本 秀樹 先生(医学博士)
順天堂大学医学部卒業。医師としてアトピーや敏感肌などの悩みを持った患者と数多く向き合ってきた経験から自身で東京青山にて美容系ラジュボークリニックを開業。女性の肌の悩みを解決できる良質なサービスを提供し続けている。